ツアー

日本オープン

今週のツアーは男子が日本オープン、女子が富士通レディースです。今週は日本オープンのほうに来ていますので、開催コースの茨木カンツリー倶楽部 西コースを見ていきましょう。

No.13 502ヤード PAR4

普段はPAR5として使用されている打ち下ろしのホール。
まずティーショットは、1Wで打つならターゲットはグリーン方向。ランディングエリアの右ラフはかなり深く、短いクラブでないと打てなさそうです。一方、左側は14番ホールとの間に少し下っているところがあり、飛距離が出ないと下まで落ちそうです。飛距離が出る選手なら、そこを越えていくので左ラフからは打てそうです。
2打目はティーショットが成功すれば、エッジまで200ヤードは切ってきます。この時季はフォローの風が吹きそうですから150ヤードのあたりから狙えるかもしれません。そのあたりから狙えればグリーンを捕えることは可能でしょう。ただ前述のとおりラフは深いので、入れてしまうと厳しいPAR4となります。
グリーン周りは他のホールに比べて長くないので、外してもパーを拾う可能性は高いのではないでしょうか⁉︎
いずれにしてもPAR5をPAR4にしたホールですから易しくはありません。上手く凌いで後半の残りホールに繋げたいですね!

No.17 230ヤード PAR3

打ち上げの長いPAR3。
長いホールだと距離がピッタリになることは、なかなかありません。それなりにある程度、許しながらの攻め方になります。ピッタリになることに越したことはありませんが、ピンに対して寄せやすいところ、グリーンに乗っていればいい、グリーンセンター狙いなど、このあたりのことを考えてティーショットをすることになるでしょう。
難しいホールですが、ラフが長い日本オープンでは、PAR3は良い条件からグリーンを狙えるチャンスホールでもあります。距離はありますが、なんとかパーで切り抜け、最終ホールのPAR5に繋げたいですね!

No.18 542ヤード PAR5

打ち下ろしの左ドッグレッグのPAR5。
ティーショットはフェアウェイ右サイド狙い。こちらであれば、アゲンストの風が強く吹いていなければ2オンを狙う選手が多いと思います。
2打目は左ラフやバンカーに入ってしまった場合は、エッジまで100ヤードほどのところに刻むことになるでしょう。

2オンを狙う場合はグリーン左にある池に注意。グリーン手前の花道の左部分は、池のほうに傾斜しているので気をつけたいところ。
厳しいホールが多い中、このホールはバーディーが欲しいホール。あわよくばイーグルもと選手たちは考えているでしょう。こちらホールもラフが長いところもありますが、ティーショットでラフに入ってしまっても刻むことで3打目勝負も可能です。
今年の日本オープンの最後は伸ばして終わる展開になりそうですよ!

練習ラウンドのまでの状態だとラフはしっかりありますが、フェアウェイを捕らえていければスコアは出そうな予感。ただPAR70という設定ということでラフに入ってしまったら、なかなかスコアを伸ばすことは厳しいかもしれません。
やはり日本オープンは、フェアウェイからグリーンを狙うこと、ティーショットが大事な試合ですね!

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。