ツアー

ニッポンハムレディスクラシック

今週の女子ツアーはニッポンハムレディスクラシック。コースは桂ゴルフ倶楽部。先週までの暑い本州から打って変わって涼しい北海道へと移動してきました。今週は芝質への対応力が求められそうです。ということで、今週もコースの中を何ホールか覗いてみましょう。

No.15  401ヤード  PAR4

ティーイングエリアからグリーン手前まで右側が池のホール。ティーショットは見るからに池のプレッシャーがあります。正面に見える先のバンカー方向狙い。ティーショットで逃げてしまい、左のバンカーやラフに捕まってしまうと2打目も池のプレッシャーがかかりますので、簡単にはいかなくなります。ティーショットも2打目も逃げ過ぎず、勇気を出してある程度狙っていったほうが良いのかもしれません。

No.16  161ヤード  PAR3

距離がさほど無いPAR3なのですが、実際の風向きとピンフラッグのなびき方が違い、悩んでしまうホールです。この試合の時期は左からの風のハズなのですが、グリーンにあるピンフラッグのなびいている向きは右から左ということが多いのです。打つタイミングもありますが、このあたりのことに惑わされることなく、決めた距離をしっかり打つことが大事になりそうです。

No.18  436(397)ヤード  PAR4

ティーイングエリアの使用場所によって難易度がかなり変わってきます。まず、後方のティーを使用した場合はかなり長いPAR4。ティーショットは無理をせずやや右方向に打ちたいところ。200ヤード近く残る2打目はグリーンがかなり小さく見えます。その小さなグリーンを捕らえたいですが、かなりの精度が必要となります。なので乗らないことも想定し、ピン位置によって外しても良い場所を考えながらの2打目となりそうです。それでも易しくはないので勇気を出してピン狙いの攻めのショットのほうが結果が良いかもしれません。
一方、前方のティーイングエリアを使用した場合はグリーンエッジまで150ヤードを切るあたりまで来るでしょう。さらに飛距離の出る選手であれば、下り傾斜を使ってエッジ100ヤードあたりまで転がることもあります。ここまで来ると、難しいホールというよりバーディーが欲しいホールになってきます。
どちらのティーイングエリアを使用するかによって展開が変ってきます。攻めるのか、守るのか、どちらにしても自分自身が決めたことをやり切ることで、良い結果になるのではないでしょうか?最後の最後までどうなるか分からないホールですね!

 

今週で前半戦終了!例年より早い梅雨明けで早めに始まった暑さとの戦い。そのためここ2週間実力を出し切れなかった選手は、涼しい北海道で開催される今大会で結果を出したいでしょう。さらにQTからの出場選手たちは順位のリシャッフル、1回目のリランキングが今大会終了後にあります。そのライン上にいる選手たちも最後まで諦めずに少しでも上にいき、再来週からの後半戦に備えたいですね!

 

 

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。