先日、福岡、博多に1週間出張してやんした。
博多には美味いものが沢山ありますよね😋
1週間のスケジュールも18時以降はスグに埋まります
BTSのライブチケットか私目の博多の18時以降のスケジュールはソールドアウト必至です(笑)
さて✋
今回ご紹介させて頂くのは
やま中本店
福岡市中央区渡辺通り2-8-8
092-731-7771
営業時間11時30分〜22時
定休日 日曜日
※コロナ禍為に全て要確認、要予約
やま中本店
此処から巣立っていき、博多に独立した自分の店を持つ、それが博多の鮨界では王道中の王道
50年の歴史と親方の歩んできた鮨道
齢80を超えて眼光鋭く今なお板場のセンターにお立ちになられる姿、その職人魂にただただ敬意を表せざるをえません。
器、ニギリ、ツマミ、生けてある花、そして空間etc、大箱ではありますが、これほどまでに親方の美的感覚が昇華された鮨屋は全国見ても見当たりません。
外観は
建築界のノーベル賞 プリツカー賞
2019年に授与されたのが磯崎新さん
その世界を代表するポストモダンの牽引者、磯崎新さんが手掛けた建築内で寿司を頂けます。
先ずはカウンターに座り生ビール🍻
当日は20年来お世話になっている方と一緒でした。その恩人方にご馳走になり評論するのも気が引けますが、鮨評論家たるものの宿命、勝手をお許し頂ければと
柔らかな鮑に濃厚なツメ
二口目にはワサビをタップリ付けて食す。コクがあるのにチレがある
カツオ 塩で
渡蟹
淡水のモクズガニとワタリガニ
コレには目がない
瀬戸内と周防灘のワタリガニの味は格別です✨
生ビール3杯終了🍺
ここでお世話になっている方はフグ白子酒🍶に
私も御呼ばれし、濃厚クリーミーな白子酒を御相伴預かります
鹿児島紫雲丹に剣先イカ
葱鮪(ねぎま)
江戸時代は鮪トロ部分はニギリで食べずに(今の様に鮮度保てる設備無かったため)、トロ部分は捨てられるか濃い醤油出汁と共に江戸八百八橋の職人などの疲れとツマミの代名詞として重宝されました。それが葱鮪
シャコ
ウナギ
少し固く冷めていてパサ付き感あり❓
しかし季節外れではありますが、極上の白子酒頂き恐悦至極に存じます🙇♂️
ニギリに参ります。
マグロ中トロ
マグロトロ
コハダ
ヤリイカ
包丁入れ見た目、口内での融和予感もタネがパサついている、口中入れた時に水分がタネに持って行かれる。先出のウナギと同じく・・・
「鮨ってのはヌメッとした色気あるもんじゃないといけやせん。」
正統な江戸前引き継ぐ某鮨屋の御大の言葉ですが、、、
一考の余地あり
車海老
赤貝
煮アナゴ
〆は
干瓢巻き
素晴らしい空間、親方の美的感覚が集約された空間での時間、本当に楽しかったです✨
しかし広がり感ある空間とカウンター前の熱量が反比例してこそライブとしてカウンターで鮨をツマミ、ツマミを食す意味合いと化学反応が起きるのであって、磯崎新さんの建築に同化したのでは全くドライな親方の職人人生滲み出ず感じられないモノになってしまいます。
私は、そう感じました。
しかし、オートマティックにシステム化された、やま中本店では其れを求めるのは厳しいのかなぁ〜とも思いました。
しかし、素晴らしい鮨屋には変わりありません。
今宵も楽しゅうございました✨