今週の女子ツアーは国内メジャー第1戦、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ。舞台を4年ぶりに東コースから西コースへ移しての開催です。
今年のコースコンディションはどのようになっているのでしょうか?
展開も予想しながらいつものようにコースを覗いてみましょう!
No.15 160(140)ヤード PAR3
こちらのグリーンを使用するのは初めてではないでしょうか?
今までのグリーンは迷ったら手前から攻める、とにかく手前からという感じでした。
しかし今回使用されるグリーンは2段グリーン。傾斜がキツいグリーンが多いコースなので、低い所から攻めるのは当然なのですが、このホールはピンと同じ面に打っていきたい。
距離は長くありませんが、池が絡むホールになり、風向きや強さによってはバーディーやボギー、そしてダブルボギーになってもおかしくないホールでしょう。
またこのホールに限ってはグリーンの芝目が強そうに感じました。
変わったことに惑わされずに通過したいホールですね。
No.16 380ヤード PAR4
左に林、右にバンカー、風が強いとティーショットでは色々と悩むことがありそうです。
フェアウェイ右サイドのバンカーに入ってしまうとグリーンまで届かせることは、ほぼできないでしょう。一方で左ラフに入ってしまうと林の枝がかかってきてしまい、普通に打つことが難しくなります。
ティーショットはフェアウェイキープがマスト。バンカー手前の広いフェアウェイに刻むのか、それとも狭くなりますがバンカーの先まで打ってくるのか⁉︎ 選手の戦略の違いが見られそうです。
2打目は刻むと距離が残ります。特に右奥にピンがある場合は長い距離になり、クラブ選択は悩みます。届かせたいと思い、突っ込みすぎると奥まで転がり落ちてしまったり、警戒していなかった左奥のバンカーに入ってしまったりとトラブルになりやすいです。
そのような感じにならないために、グリーンの真ん中あたりまでで止めて、パッティング勝負になるのかと思います。
個人的にはこのホールで耐えて、次のPAR5でスコアを伸ばし、良い形で最終ホールに繋げたいですね!
No.18 415ヤード PAR4
400ヤード以上の長いホールですが、この時期は左からのフォローの風が吹くことが多く、ティーショットでフェアウェイを捕らえれば、2打目はそれほど長いクラブはもたないでしょう。
しかし、ラフに入ってしまうとフライヤーすることを考えなくてはなりません。練習ラウンドと比べ、プロアマではグリーンが少し固くなっていました。天気予報ではこの後、雨予報はありません。
次第に固くなるであろうグリーンを攻略し、パーで上がるためには、止まらないボールをどう小さなグリーンに止められるのか。そして、いかに易しいアプローチを残せる場所へ打っていけるかにかかっています。
茨城ゴルフ倶楽部はグリーン手前は開けているところが多く、逃げ道があります。バンカーを越えとグリーンまでの花道をどう使うか、選手たちのマネージメントに注目です!
サロンパスカップがメジャーに昇格して、14回目の開催。以前は色々な冠スポンサーが東京よみうりカントリークラブで開催していたことを懐かしく思います。
ゴールデンウィーク中の開催のため、いつも大ギャラリーでした。今週の入場者数は各日上限8,000人とコロナ禍前よりは少ない。しかし今年の他のトーナメントの5,000人から増え、さらにプロトーナメントらしさが戻ってきました。
ファンの皆さんの声援がさらに力となり、これからもっと良いプレーが見られそうですね!