ツアー

ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント

長かったです。6試合振りにツアー会場へ来ました。
そして久しぶりのコース紹介。
今週は男子ツアー、PGM石岡ゴルフクラブに来ています。

以前はアコムインターナショナルやHONMA TOURWORLDなどが開催されているコース。

過去のその大会は秋に開催されていましたが、今回のISPSは春の4月。

コースコンディションがどのように違うのか?
そのあたりも見ながら石岡ゴルフクラブを覗いてみましょう。

No.8 225ヤード PAR3

少し距離があるPAR3。
グリーンは全体的に右から左へと傾斜しています。ですから左側から攻めていきたいホールです。
もし距離が余ってしまい、ピンまでちょうど良いクラブ選択ができないのであれば、センター狙いになるでしょう。そこであればピンに対しても複雑なラインにはならないハズ。
距離があるので易しくはないホール。パーで切り抜けられたら良いですね。

そして、こちらのホール、昔の何か思い出した方もいるのではないでしょうか?
15年ほど前のアコムインターナショナルの1stラウンドで立山プロが、 “19打” もの大叩き。そのときはブッシュだらけで、打っても打っても抜け出せずそのスコアに…。
こうなってしまうと普通の選手は諦め、棄権も考えるのでは?
しかし立山プロはこの後の10ホールをボギーなしの4バーディーでラウンド。翌日の2ndラウンドもボギーなしの4アンダーと素晴らしいプレーをされました。凄いですよね!
今回のセッティングはそのようなブッシュはなく、またラフも長くありません。今年はそのようなことが起こることはあり得ないでしょう。

No.16 544ヤード PAR5

バックナイン唯一のPAR5。ティーショット、セカンドショットで池がかかってきます。
アゲンストの風でなければ、多くの選手が2オンを狙うことができるでしょう。
しかし、少しでもアゲンストの風があるとレイアップも考えることになりそうです。

特に右にピンがあるときは、2オンを狙った選手より刻んだ選手のほうがバーディーチャンスにつく場面を多く見られるかもしれません。というのも、グリーン右側は緩やかに右に傾斜をしているため、左側からのアプローチの距離感を出すのが難しくなります。
ただ、そこまで長いホールではありません。イーグル狙いでガンガン攻めてくる男子ツアーのダイナミックなプレーを見られる、そして優勝争いではかなり重要なホールとなるでしょう。

No.17 184(165)ヤード PAR3

距離はないですが、グリーンを外すと途端に難しくなるホールです。
というのも石岡ゴルフクラブはグリーンをキャッチすれば真ん中に集まりやすく、グリーンを少しでも外れると離れていく場所が多いのです。
こちらのホールはどちらかと言うと左奥から右手前への傾斜という感じですが、この時期のグリーン周りは芝が薄く、あまり良いライではありません。
ウェッジでのアプローチにミスが出やすい状態です。このホールに限らず、グリーンに乗っていなくてもパターで打っていく選手を見かけることが今週は多そうです。そう考えるとやはりグリーンに乗っているとかなり楽になりますね。
終盤にこのようなホールがあると2打差はあってないようなもの。こちらも優勝争いにとっては重要、そしてドラマがあるかもしれません。

今週はブッシュもほとんどなく、ラフも短い。グリーンのスピードもそれほど出てなく、グリーンも止まる感じです。カットライン、優勝スコアともに凄いことになりそうです!

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。