これまでに数えきれないぐらいお世話になり、数えきれないぐらい僕を助けて下さったジェルトロンの「田中会長」がつい先日、天国へと旅立たれました。
寂しさとか悲しさとか、そういう言葉で表す事ができる次元では考えられない。
あの方がいてこそ僕が存在したんです。
あの方とお会いする事がなかったらキャディなんて続ける事ができなかった。
ここで悲しい事ばかり書いても何も変わらないのは分かってるけど、僕にとって田中さんは何があっても絶対に生き続けてもらわなきゃいけない人だったんです。
10月の終わり頃だったかな。
少しだけ会ってお話ができたんです。
それが最後になってしまいましたが、最後に僕がこの先キャディとしてどうあるべきかを教えて下さいました。
今すぐ前を向いてなんてはとても無理だけど、自分はしっかりとそこを目指さないといけないと思っております。
それが僕にできる唯一の恩返しですから。
毎年ね、シーズンオフに田中さんの住む舞鶴に家族でご挨拶に行くのがとても楽しみでした。
その年お世話になったお礼で伺ってるのに、逆に僕らをとてももてなして下さいました。
蟹をたらふくご馳走して下さり、素晴らしいホテルに宿泊させて下さいました。
もう行ってもいらっしゃらないんですね。
でも行きますから。
この先も毎年。
田中さんは決して止まらない人だったけど、僕が行く時にはちゃんと舞鶴にいて下さいよ。
最後になりましたが。
田中さんがワクチン療法をすすめるにあたっての嘆願書への署名を、このブログを見て下さってる方々、そして僕のFacebookを見て下さってる多くの方々に頂きました。
ご協力を頂きました皆様に心よりお礼申し上げます。
皆様から頂いた署名を日本大学病院に提出する事ができたおかげで、田中さんは無事に「パラフィン包埋ブロック」の提供を受けることができ、自家がんワクチン療法を開始することができました。