創業は天保12年(1841年)
教科書でも習った老中水野忠邦の天保の改革時に、大坂船場で旅籠を営んでいた吉野屋嘉助が、質素倹約令出て旅籠だけでは食べていけない、、から寿司屋をはじめました。
それが、今なお連綿と続く、大坂寿司の
吉野寿司
です。
昔と場所変わらず営業、今は7代目が店を切り盛りします。
江戸の握り寿司と違い、大坂の箱寿司
小鯛やアナゴ、椎茸、海老、などを酢飯と共に、二寸六分の箱に敷き調理されます。
実際は3代目の吉野屋寅蔵が箱寿司考案したのですが、江戸時代と変わらぬ味
保存料、人工調味料は使用していません。
船場汁
アラから出汁とり、鯖と大根などを煮込む汁物
米は近江の硬めの米を使用
口中に入れて噛むほどに色々な味が入れ替わり立ち替わりし、食べてて笑みが溢れる
美しきかな吉野の大坂寿司
白木のカウンター
鯖寿司、山椒がアクセントにもなり、二寸六部に無限の広がりを感じさせます✨
一階には78歳迎えられる先代がレジ、お土産を担当してくれます。
大正末期から昭和初期にかけて東洋のマンチェスターと呼ばれた大阪
江戸時代より商い(あきない)の中心地としては栄えた船場は大正末期には人口6万を越すほどだったと、、しかし旦那衆が芦屋や御影などの風光明美な土地に自宅移す様になり、船場は活気を失いました。
と先代
近代日本代表する書家 比田井天来(ひだいてんらい)の扁額が一階に飾らせています。
吉野寿司、商人の町、庶民の街大坂
ほっこりする味と値段で心底楽しませて頂きました。
楽しゅうございました✨
3240円
189店目
ABOUT ME