先週の男子ツアー、カシオワールドオープンが開催されていたのは高知県安芸郡芸西村のkochi黒潮カントリークラブでした。
先週は事実上の最終戦であるカシオワールドオープンで、シード権線上から頑張りシード権獲得した選手、予選落ちしてシード権失った選手、、
沢山の悲喜交々、生き残りかけた戦いがありました。
そう、この地は生死をかけて戦う、戦った男達の舞台なのかもしれません・・・
400数十年前、戦国時代末期、京都や尾張(名古屋)などを中心とした織田信長が天下統一目指して西へ東へ北へ勢力伸ばす、少し前
この高知県安芸郡付近は西に長曾我部家、東に安芸家という中世から土佐に勢力ある武将が支配する境地でした。
安芸郡、安芸市の地名の元にもなったのは戦国武将
安芸國虎(くにとら)
何とも勇ましく戦国武将らしい名前です。
長曾我部家と土佐の国の覇権争い、安芸家最後の当主となった安芸國虎
最後は歴史の教科書でも習った長曽我部元親に敗れます。
最後は居城だった安芸城に籠城しますが、敗北を認め、部下や住民の命を守ることを引き換えに自刃、切腹しました。
自刃した場所は安芸市に今も残る名刹 浄貞寺
境内の紅葉美しい時でした・・・
土佐、高知県西部基盤にした戦国武将安芸家の菩提寺です。
安芸國虎の墓が残ります。
なかなか、日本全土を見渡しても室町時代、戦国時代の武家の墓は残っていないのが事実なんです。
1500年代以降はまだ、残存したりもしますが、それ以前の系図や史料には名前認められるも、墓は?となると散逸していたり見つけられていなかったりするんです。
理由はいくつかあり
1、成り上がってきたので先祖の由緒も怪しい、三代前も分からない戦国武将も多いんです
2、滅ぼされたため、墓も荒らされ城を築く土台の石垣などにも使われた
3、寺自体が生き残るため移動したり宗派を変えたため破却されたり放置され埋もれていった
などからです。
安芸市國虎の祖父、安芸元親の墓も500年の歳月超え残ります。
安芸家最後の当主 安芸國虎の墓には國虎を追い自刃した重臣の黒岩越前、有沢石見の両墓があります。
カシオワールドオープン開催コースの安芸市、安芸郡は、歴史的にも興味深い貴重な場所でもあるんです。
カシオワールドオープンでシード権失った選手、シード権を踏ん張り自分の力で獲得した選手いると思います。
一つ言えるのが、これで終わりでもないということ
命あり、自分の足で歩き道を切り開いて行こうとする限り、シード権失おうが獲得しようが、そこからが始まりと言うこと
終わりでもなければ、成し遂げた訳でもない
全てが始まりなんです・・・