先週のPGAシニアツアー、茨城県江戸崎CCでの富士フイルムシニアツアー、寺西明プロキャディで行って参りました。
寺西プロの持ち味、武器は
パッティング
です。
若きし頃はビリヤード選手として名を馳せた方ですが、わたしが20数年色々な選手のバッグを担がせて頂き、パッティングが上手な選手、悩んでいる選手を沢山見てきました。
しかし、それこそ全盛期の谷口徹プロは強めのタッチでガンガン打っていました、
1.5メートルほどオーバーしても
「お先!」
とパットしていました。何故1.5メートルをお先するんですか?
と以前聞いたら
「ボールが通ってきた残像残ってる、ライン分かってる、簡単やろ。マークして1から仕切り直ししてパッティングする方が難しいは!」
と仰ったのを覚えています。
矢野東プロキャディしていた2008年、日本記録の12週連続TOP10入り、うち優勝2回時の東プロのパッティングも凄かった・・・
PRGRのパターで若干吊り気味に構えて、長い距離もそうですが、2〜4㍍の入れなければならない距離を全て入れていました。
前出の谷口徹プロは必ずオーバーするパッティング
パター巧者の矢野東プロは距離感重視のパッティングでした。
その選手によりタイプが違うと思います。
しかし私が最近、1番パッティング上手!と思う寺西明プロのパッティング技術、見る視点、感覚、イメージは今までの選手とは全く違うものです。
選手誰もいなくなった江戸崎CCパッティンググリーンでパットします。
「テークバッグは過去。フォローは未来。イメージした場所、そこをどんなスピードで通すか?
それだけ、、、過去ばかり気にしていたら明るい未来が見えない、人生と同じや。」
ビリヤード界で名を馳せた寺西明プロですから、ボールの何処にどのスピードで当てるか、当て前とビリヤードでは表現するそうなのですが、私もパッティングして4㍍先のボールに当てる遊び、練習させて頂きましたが、、
中々当たらないんですよ💦
それをスコンスコン当てて、その当たったボールでカップインさせる寺西明プロ、、凄い感覚ですよ💦
しかし、この遊びをやっていて気がついた事があります。
テークバック全く気にならず忘れてた、ボールの何処にどんなスピードで当てるか?
のみを考えパッティングしていた私がいました。
この記事ご覧のツアープロ方々、雑誌編集企画担当の皆さま、今までに無かった感覚と視点でのパッティング論の寺西明プロに一度お聞きしたらいかがでしょうか?
まるで仏の悟りの様なパッティング論ですよ。
暗くなるまでパッティングする寺西明プロ・・・
練習終わりホテルに戻る時に見えました。
仏の悟りが・・・