ツアー

雷雲による中断

パナソニックレディースオープン最終日

トップタイでスタートした鈴木愛プロ

初コンビでここまでは順調と言えただろう

前の試合から続く、72ホール連続ノーボギー

77ホール目で途切れたものの、まだ優勝圏内

しかし11番ホールティーショット

鈴木愛プロが打つ前に突然のサイレン

雷雲が接近

クラブハウスに引き返す

約2時間の中断

もう日没で試合ができない雰囲気

しかし天気が回復に向かい、16時前に再スタート

これが運命を分けた

中断中にどしゃ降りの雨に、雹(ヒョウ)までもがふる

フェアウェイはびしょびしょでボールに泥がつく

ボールは転がらないから飛距離も出ない

ラフは凄く重くなり、グリーンも遅くなる

これに対応する前にボギーが先行

中断で、体も気持ちも止めてしまったので、なかなかもとの状態に戻らない

スタートをワンウェイにしたが為の天気急変

ゴルフにはよくあることだが、さすがの天気には逆らえない

これもゴルフ

少しツキにも恵まれなかった

一回中断すると、選手が再度プレーモードに戻すのがどれだけ大変か、ロッカールームの光景をお見せいたしましょう

通路にはキャディ、選手が座る

ロッカールームには真横に寝てしまう外国人キャディ

体力温存!?

完全オフモード

再会のアナウンスが流れて、30分後には各スタートホールに移動してショット

皆さんは経験できないことをプロはしながら勝負してます

ただ結果をみるのではなく、ゴルフ全体をみてくれたら嬉しく思います

今シーズンの鈴木愛プロは、またコースに艶やかな花を咲かしてくれることでしょう

 

ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。