ツアー

ツアー初優勝者を量産するRBCヘリテージ!

先週末に開催されたアメリカPGAツアーのRBC Heritage選手権。

なんと過去12人の選手がツアー初優勝を飾っています。

日本の小平選手も昨年マスターズ直後に、このHilton HeadでアメリカPGAツアーで初優勝しましたね。

Defending Championということで、大会前からもしばしばゴルフニュースでも取り上げられ、今年はどんな新たなドラマが繰り広げられるのであろうと騒がれていました。

小平選手はベテランのクーチャー、若手のホープであるブライソン・デシャンボーとの三人でMarquee Group(注目されるグループ)というレッテル付きで予選に臨み、何とか予選は通過しました。

しかし、Defending Championとしての重圧があったのか、決勝ラウンドでは良い所なく、最下位の70位となりました。

最終日を首位で迎えた世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン、周囲では優勝間違いなしと言われていました。

ところが1打差首位スタートするものの、ゲームの組み立てに失敗し、INを+6で回り、まさかの28位タイ。

優勝を勝ち取ったのは台湾出身のCT Pan選手。2位のマット・クーチャーに1打差の12アンダーで本大会13人目のPGAツアー初優勝者となりました。

パン選手、実は本大会に出場する予定は無かったのです。

と言うのも、CT Pan選手本人の冠名でAJGA(アメリカジュニアゴルフ協会)の大会が地元テキサスで開催されており、その大会をサポートするからHeritageには出場しないと決めていたそうです。しかし、奥さんから「ヒルトンヘッド行ってきなさい!AJGAの大会は私が見るから」とお尻をたたかれて参戦を決めたといいます。

奥さんの言うことを聞いて手に入れた自身初優勝に関し「奥さんの言うことを聞けば必ず良いことが起きるんだ!」とインタビューでPan選手本人が言ってました。そこで解説者が一言「今回はたまたまだけど、必ずというのは…」と視聴者の男性陣を意識したフォローをしてくれました。僕はそれを聞いて思わず親指を立ててグッジョブと言ってしまいました(笑)

さて来年も新たなスターがヒルトンヘッドで誕生するのかな?

 

ABOUT ME
フランク 早川
1963年1月生まれ。アメリ生活45年、ニューヨークにてITのコンサルティング会社を営んでいる。ゴルフ歴40年、とにかくゴルフをこよなく愛している。40代の頃はニューヨークで5本の指に入る腕前で今でも多くのアマチュア大会に参戦している。現在のハンデは7と低迷しているが、ニューヨークのアマチュアゴルフ界では知らないものはいない存在。 2003年からPGA・LPGAツアー並びにUSGA Championshipにてスコアラーのボランティアをはじめ、FedexCup Playoff、PGA Championship、US Openの上位グループのスコアラーも任されるようにまでなった。 またTokyo 2020では、ゴルフの競技委員として招待されるまでのレベルになる。米国内のクラブフィッター、ティーチングプロ、PGAプロ、フィジカルスセラピストとの交友も深く、常にゴルフ関係の動向にアンテナを張って生活している。