こんにちは。サムライです!
男子ツアーも開幕しゴルフシーズン真っ只中ですね。
工房業務も大忙しです。
先週まではメーカーさんのお話でしたが
本日は接着剤のお話(プレーにはあまり関係ありませんが、、、。)
クラブはヘッド、シャフト、グリップの3つのパーツで構成されています。
グリップは両面テープで固定されていますが、ヘッドとシャフトは接着剤を使用し固定されています。
接着部分はモデルや用途によっても違いますが約30~35mmが平均値
昔(相当昔ですが)に比べ接着剤も相当進化し強度が格段に向上しました。
昔の接着剤は強度が弱く、接着剤だけでは抜けるリスクがあったため
組立にも色々と工夫がされていました。
現在流通している接着剤では必要ありませんが
ネック部分に穴を貫通させ、内部のシャフトも同様に穴をあける
接着剤にプラスして鉄の細い棒をネックとシャフトの穴に通し止める
こんな感じ↓
パターでもPINGの古いパターはシャフトエンドから鉄球を押し込み止められていました。
昔の人は色んなことを考えていたんですね。
当店で使用しているものはセメダイン社のY-610と言う種類を基本で使用します。
アクリル系の接薬剤で硬化速度、強度、耐熱などバランスの取れた商品
こちらの接着剤は2液のタイプで1:1の割合で混ぜて使用します。
(割合が合わないと接着強度が落ちます)
ムラが無いようによく混ぜる
あとはヘッド内部とシャフト先端に接着剤を塗り組み立てる
その他、使用には差し支えないが強度がやや劣るY-600
特徴は超速乾で接着後、比較的短時間でボールが打てる
他にも耐熱性に優れたY611黒(通称:黒)
当店の基本はアクリル系のY610を使用しますが、お客様の用途や希望によって
Y600・Y611黒・エポキシ系の接着材を選んで組立てています。
今週はこの辺で
埼玉県朝霞市幸町2-5-23
TEL048-423-7750 FAX048-423-7751
ゴルファーズ・ガレージ・サムライ