ツアー

日本女子オープン

今週のツアーは男子がバンテリン東海クラシック、女子ツアーが日本女子オープンです。今週も女子ツアーに来ていますので、芦原ゴルフクラブ 海コースを覗いてみます。

No.16 394ヤード PAR4

グリーンの右手前に池のある右ドッグレッグのPAR4。
ティーショットの落下地点が見えないので、練習ラウンドからのイメージで決めた方向に打っていくことになるでしょう。ここで気をつけないといけないことは、このホールのラフは “右より左のほうが良い” ということ。
右ラフからグリーンを狙うこととなる2打目は池越え。それだけでも難易度が上がります。それに加えてティフトン芝のラフの範囲が大きいため、思ったより距離を出せない可能性が高いです。そうなると池を避けながらグリーンを狙わなければなりません。当然難しいショットになります。
一方、左ラフからはライ次第ですが、飛距離の出る選手だとフライヤーする可能性が高いラフです。また池を左から避けながらグリーンを狙うことができます。フェアウェイから狙えることが1番ですが、このようなことから左ラフからならチャンスは出てくるでしょう。
池以外のグリーン周りは、左奥にレッドペナルティエリアがあります。奥にピンがあるときに左へミスをしない限りは行くことはないでしょう。またこのホールのグリーン周りは、ラフが短め。グリーンを少しこぼれた程度は悪くはありません。なのでティーショットを成功させて、2打目を攻めていきたいですね。

No.17 187ヤード PAR3

左側に日本海が望める景観が良いPAR3。
とはいえ風が強く吹いたら、かなり難しいホールとなりそうです。
約190ヤードのホールで、グリーンの縦幅は25ヤードほど。グリーン左奥は刈り込まれており、オーバーするとグリーンから遠ざかっていきます。なので攻め過ぎは注意です。右奥のバンカーもグリーンが奥から手前に強めの傾斜がありますので、こちらも良くなさそうです。
こうなると打っても良い距離としたらグリーンセンターまで。手前から攻めていくことしか考えられなさそうです。
ショットの精度とともに風の読みも重要になってくる、風次第で大きく動くホールになりそうです。

No.18 524ヤード PAR5

こちらも左側に日本海を見るPAR5。
まずティーショットは打ち下ろし。狙いはやや右め。風向きにもよりますが、飛距離が出る選手は2オンも可能なホールです。

2打目を刻むなら、3打目を得意距離で打ちたいはず。逆算して刻む番手を選びたいでしょう。ただエッジまで60ヤード付近の右ラフに木があるので注意したいところです。

ちなみにグリーンエッジまで100ヤード付近の左の松林には “汐越の松” の跡があります。

話は戻って、グリーンはそれほど強いアンジュレーションはありません。細かく言ったらピンに対して上りのラインが残るよう狙っていきたいですが、近くに付けば問題なくバーディーチャンスです。3打目はピンを狙って打っていきたいところです。

アウトはアップダウンがキツいため距離感を出すことが難しいでしょう。耐えながらスコアを落とさずプレーし、インでスコアを伸ばしていきたいと選手、キャディーは思っているのではないでしょうか⁉︎
火曜日、水曜日と雨模様。そして初日も雨予報。そのためグリーンが柔らかく、そこまでスピードは出ていません。ラフは長いところが多いですが、フェアウェイから打てればスコアが出そうに思います。
とはいえ日本海に面しているコース。風が弱いままで終わることはないはず。やはりメジャー、厳しい戦いになるのかもしれませんね!

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。