プライベート

4日間競技で予選落ちした時のキャディの過ごし方

 

今回は1打差で涙を飲んだ・・・。

選手は飛行機の変更ができるチケットを取っていることが多いが、キャディは経費を抑える為、変更がきかない格安チケットを取っていることが多い。

今回の私がまさにそれ!

格安チケットを破棄し、新しくチケットを取り直し、次の目的地に向かうか、家に帰るか!?
その際は、ホテル、レンタカー全てのキャンセル手続きも取らねばならない。
なので今回は「沖縄タイム」という言葉があるように、ゆっくりと月曜日の朝まで過ごしてみることにした。

1打差になってしまった時は、まず試合会場のキャディロッカーに置いてきた荷物を取りに行くことから始まる。
これは予選を通ってくれ!という願いを込めて私は荷物をコースに置いて帰る。
これはまだ予選落ちがわからない時に荷物整理をするのが、なにか決めつけているようで嫌だからだ。

次は、現地の知り合いとアポを取り、会える時に会っておこうとする。
お互い、いつ何かがあり、会えなくなるかもしれないので、悔いが残らないようにしておく。
だがしかし、当日誘って会える人は殆どいない。

となると残すは・・・

観光!!

今回はレンタカーがあるので、海中ロードと城跡を見に行く。

1 2 3

そしてランチはネットで調べて気になるところに時間をかけてでもいく。
車で1時間弱離れた嘉手納基地の片隅にあるレストランがヒット!
昔、アメリカツアーで経験した雰囲気を味わいに、GO !!

ゲートを入ると、そこはアメリカ。

4 5

レストランの営業時間も英語。
受付もいきなり英語で人数を聞かれ、ちょっとひるむ。
メニューもドル表示!!

6 7

コーヒー砂糖もアメリカに行ってどこでも見るパッケージ。

8

ここの社長になってみたい

やっぱりアメリカに来たらステーキ。
しかも目の前にはマリーナ
日本だったら建築法に引っかかりそうな立地条件だ。

9 10

こんなところでビールが飲めたらどんなに最高だろう!
残念ながら沖縄には電車がなくレンタカーで来ているのでコーラをオーダー!

14842

こんな良い時間が流れても、時折浮かんでくるのはどこかの1打!!
キャディとしてどこか縮めることができなかったか!?と、考える自分がいる。

やっぱりこういう時はアルコール?
いやいや。
ここで捕まったら私はアメリカの収容所?

映画のワンシーンが頭によぎる・・・。

そんな時にウェイトレスが来て、「ステーキの焼き加減は大丈夫ですか?」と聞きにくる。
あ~っ、こういう感じもアメリカっぽい。

14841

そして寂しげな私にウェイトレスはこう付け加える。
「余りそうなパンは海のお魚にあげていいですよ!」
うぁ~っ、これまたアメリカっぽい。

テラスの手すりから覗きこみ、余ったパンを投げ入れる。
寄ってくる魚。
その無邪気な魚を見ながらあの1打が思い浮かび涙が滴り落ちる。
そしてこの大きな海に海水となって紛れて消えていく。

こんなことばかり考えていても仕方ない!!
次の試合に向けて、また頑張ろうと仕切りなおす私であった!

(これはフィクションで多少誇張表現が含まれます)

そしてお会計!
日本円で払ったら、お釣りがドルとコイン

11

これ、どこで使えばいいの? と、また涙する。

 

▼スポともGC通信がアプリで読めます!
アプリのダウンロードは→こちら

 

ABOUT ME
渡辺 宏之
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝のあと、2003年USツアーに本格参戦。2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はチャンピオンズツアーに参戦。女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王・倉本プロの専属キャディーを務める。 2012、15年度には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで二度の優勝 2019年度は、辻梨恵プロ、三浦桃香プロのキャディーをメインで務める。