ツアー

日本プロゴルフ選手権 振り返り

今年の日本プロゴルフ選手権は、天候の変化とともに各ラウンドの様相が大きく変わる展開となりました。その中で、攻めの姿勢を貫いた清水大成プロが見事に初優勝を飾りました。大会の4日間を振り返ってみましょう。

1stラウンド

未明まで降った雨の影響でグリーンは少し軟らかくなり、止まりやすいコンディションに。
特に午前組は風の影響が少ない中でのプレーとなり、好スコアが続出しました。
一方、午後組は風が徐々に強まり、距離の長いホールで苦戦する選手も見られました。
個人的には「やはり予想通り」のスコア展開でした。

2ndラウンド

朝のうちは穏やかな風でしたが、次第に風が強まる1日。
特に4番のPAR3では、微妙な風と池越えのすぐのピン位置。ミスショットではないのに池に入れてしまった選手もいたのではないでしょうか⁉︎ここでリズムを崩し、そのまま波に乗れなかった選手もいたように感じます。
スコアを伸ばせるチャンスがありながらも、自然との駆け引きが鍵を握った1日でした。


日清都カントリークラブ

3rdラウンド

午後からの雨予報を見越して、グリーンは硬めに仕上げられていたのではないでしょうか⁉︎
予報に反して朝から小雨が降り始めたものの、雨量は少なく、グリーンはほとんど止まらない状況。
思いのほか「硬くて止まらないグリーン」に苦しんだ選手も多く、タフなコンディションがプレーに影響を与えました。

Finalラウンド

前夜からの強い雨でフェアウェイがぬかるみ、プリファードライのルールが適用されました。
グリーンは雨の影響で止まりやすくなり、ショット精度の高い選手たちが一気に浮上。
ショット調子の良い選手がしっかりスコアを伸ばす展開となりました。

そして優勝は…攻めのゴルフ・清水プロ!

このコースは「飛距離よりも曲がらない堅実なゴルフ」が求められると見ていましたが、
それを覆すように、攻撃的なゴルフを貫いた清水プロが優勝!

昨年は何度も優勝争いに絡みながらあと一歩届かず…。

しかし今回は、その悔しさを糧についにプロ初優勝を達成しました。
飛距離を武器にしながら、勝負所でしっかり結果を出せる強さ。
これからのツアーでも清水プロの活躍に注目です!

 

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010〜11年は丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2025年は阿久津未来也プロ、山城奈々プロなどを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。