皆さま、ごきげんよう
日清都CC支配人兼プロキャディの小岸(オギシ)秀行です。
先々週、愛媛県松山市で開催の大王製紙エリエール女子オープンに行って参りました。
この大会では、長年のツアー生活に終止符を打つ上田桃子プロも参戦しておられました。
私の友人、仕事仲間である清水重憲キャディ、新岡隆三郎キャディが、長きに渡り上田プロのバッグを担いでいました。
女子プロ界って、キャディと長いタッグを組む選手は、少ないですよね
男子と女子の違いですよね
どちらが良い悪いでなく
上田プロは男子プロタイプです、色々な意味で、、、
単にコーチからゴルフのスィングを教えて貰い実践していく、キャディ言った通りの番手、マネージメントで試合に臨む
全く違いますね、先ず、自分が、どの様な球筋を、スィングを、ゴルフとは?を頭擦り切れるほど、考え自ら一歩を踏み出していく
自分の背骨、根幹、基礎がシッカリしているから、逆にコーチやキャディの意見、考えを柔軟に取り入れる事が出来る。
王貞治さんの師匠、荒川氏に師事し色々と学ばれたり、私が10年ほど前に、ジャンボさんの自宅、部屋にご挨拶に参らせて頂いた時には、ジャンボさん邸に練習に来ていて、その後、達筆な字でジャンボさんに謝意を表す手紙を送られて、ジャンボさん部屋の机上にあったのを記憶しております。
盗み見する気はありませんでしたが、非常に繊細で美しい字でした。
トッププロも、ツアー戦っていると、調子が悪くなる時があるんですよ
むしろ、調子が良い週の方が少ないのではないでしょうか?
で、その時にどうする?
ツアープロですから、芝生上で稼がないといけない訳ですよ
ずーっと、コーチや第三者に意見聞き、教えを受けてきただけの選手は、ここで一回下降線に向かいます。
しかし、先ず自分の頭、目、腕、体、行動からを駆使してきた選手は、下降線に向かっても、壁が立ちはだかっても、また上昇気流に乗る事が出来ると、長年見てきて強く感じます。
表現間違いました、上昇気流に乗るでなく、その空気の流れを自ら創る事が出来るんです。
壁が立ちはだかった、しかし、真面目に壁を越えて行くばかりでなく、コレは必要無い壁だ、横道からスルーしちゃえ的な、困った時に上手く対処出来る敏腕マネージャー的な少し、こずるい脳みそも併せ持つ事が出来る。だから、全てを受け止め抱え込み過ぎない
試合中、コースに出て、ゴルフをするのは自分自身
スコアを作るのも、ツアープロとして結果を残してビッグマネーを稼ぐ事が出来るか出来ないかも自分次第ですよ
上田桃子プロは長きに渡り、多少の好不調あれど、素晴らしい結果を残されたのは、この様な事実があるからだと強く思います。
桃子プロ、TEAM 桃子の皆様と松山で食事をして、色々と話をさせて頂き、改めて感じました。
上田桃子プロ、ツアー生活、本当にお疲れ様でした!
小岸秀行