バンスとはソールの膨らんで出っ張っている部分のことです。この膨らみがあることでリーディングエッジが地面に刺さりにくくなったり、潜りにくくなったりします。つまり、ミスを軽減する機能というわけです。
まず、ハイバンス(12〜16度)の特徴とおすすめの人を解説します。
ハイバンスはソールが出っ張っているので、地面と当たったときにバンスが跳ねてくれるため、ヘッドが少し手前から入っても地面に刺さりづらく、ソールが滑ってくれます。
また、バンスがあるとインパクト時にロフトが立つので、クラブがボールの下を潜ってボールが飛ばなくなるというミスが起こりにくいです。
さらに、バンス角が大きいと地面に刺さりづらくなるのでミスを防げるため、ハンドファーストで構えたり、ボールを右足寄り置く方で、ダウンブローに打つ方にもおすすめです。
バンスのないウェッジでバンカーショットをするとクラブが砂に潜ってしまいがちですが、バンスあるとソールが地面から跳ねる勢いで砂が爆発することで、いわゆるエクスプロージョンショットが打てて脱出しやすくなります。
次に、ローバンス(8度以下)の特徴とおすすめの人を解説します。
ローバンスはバンス角が小さいため、ソールが滑ってくれなくなりますが、ボールに直接コンタクトする必要がある時には使いやすいです。例えばボールが沈んでいたりベアグラウンドのようなボールの下に隙間がない場合。ボールが沈んでいる状態でバンスがあると、バンスが邪魔になりコントロールがしずらくなるからです。
また、ボールを左足寄りに置いて低く長いインパクトをするような方は、ローバンスでも十分にソールが滑ってくれるため、ハンドファーストが弱い構えの方や、ダウンブローにボールを打たない方にもおすすめです。逆にこういう打ち方の方がハイバンスを使うと、バンスの抵抗でトップが出るというようなミスが起こりやすくなります。
バンカーではローバンスはソールが滑りにくく難しくなります。どうしてもローバンスを使いたいという方は、バンカーではハンドファーストの度合いを弱めて、ボールを中央へ置いて構えてみましょう。リーディングエッジが砂に刺さりずらくソールが滑りやすくなり、バンカーショットが安定するはずです。
以上ゴルフ部3回生の河上でした。
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