ツアー

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン

今週の女子ツアーは富士フイルム・スタジオアリス女子オープン。今年は会場を2年ぶりに埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部へと舞台を移し開催されます。今回もいつも通りコースを覗いてみましょう。

No.14 405(370)ヤード PAR4

ティーショットは若干の打ち下ろし、2打目から打ち上げのPAR4。
後方のティーイングエリアからはフェアウェイの右側が見えません。右へ行ってもラフの傾斜である程度戻ってくるのですが、さらに右へ行ってしまうとOBの可能性もあります。多少ならずとも気になるため左ラフへ行ってしまう選手が多いでしょう。
2打目からは傾斜が強い2段グリーンをどう攻略するのかというところがポイントになります。下の面にピンがあるときはそれほど難しくはないと思います。しかし上の面にピンがあるときはそう簡単にはいかないでしょう。というのもまず2打目の距離が長くなり、次にグリーンの傾斜も奥から手前への傾斜が強く、グリーン奥は下っているためなかなか突っ込みきれません。手前の面からの長いパッティングが残ることが難しい要因となるでしょう。
この難しいホールをパーで切り抜けて、残りの上がりホールを良い流れで通過したいですね!


日清都カントリークラブ

No.16 185ヤード PAR3

池とバンカーに囲まれたPAR3。さらにグリーンの奥行きも50ヤードほどあり、ピン位置や風向きによっては使用クラブも2番手から3番手は変わってくるホールです。
また横幅もそれほど広くなく、左側に池もあるので、風次第でさらに難しいホールとなります。
こちらもピンと同じ面にいかないとかなり難しいパッティングが残るので、ショット力がこのホールのカギとなるでしょう。

No.18 390ヤード PAR4

やや左ドッグレッグのPAR4。
ティーショットの狙い所としては、グリーン右側に見える池になるでしょう。ただ飛距離の出る選手だと風向きによってはもう少し左を狙うことになるかもしれません。
グリーンを狙う2打目は今までのホール同様、ピンが手前の面にあるときは距離も短いためそこまで難しくなさそうです。しかし奥のときの攻め方が選手の皆さんを悩ますでしょう。特に右奥のときは狭いエリアに打っていかないといけないので、ティーショットでフェアウェイを捕えることが大事なポイントとなります。
距離は短いホールですので、ティーショットが成功すればバーディーチャンスにつく選手も多いでしょう。しかし少しのミスでボギーも出てしまうホール。2打差あっても最後まで分からない、気が抜けないホールです。

今年は桜の開花が遅く、桜前線とともに開催されている試合でいつも見ることができる桜が咲いていませんでした。今年は今週が見ごろになりそう。会場の石坂ゴルフ倶楽部もところどころに桜を見ることができるコース。美しい桜と選手の素晴らしいプレーを堪能してほしいですね!

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。