今週のツアーは男子が東建ホームメイトカップ、女子がヤマハレディース葛城です。今回は開幕する男子ツアーに来ていますので、会場の東建多度カントリークラブを見ていきましょう。
No.13 212(171)ヤード PAR3
少しだけ打ち下ろすPAR3。グリーンの左サイドが池、右手前にバンカーがあり、グリーンの右エリアが狭いためショットの正確性が求められます。
そして後方のティーイングエリアは林で囲まれており風を感じにくいエリア。また感じていても上空と違うところもあり、読みが難しいホールの1つです。
12番ホールの3rd地点から風向きがその日の基本の方向から変わってくることが多く、選手、キャディーともに悩み始めます。東建多度カントリークラブではPAR3がボギーが出やすいホール。このホールでは感じる風から警戒し、良いジャッジをして上手く通過したいでしょう。
No.15 357ヤード PAR4
距離が短いPAR4なのでティーショットの飛ばし過ぎに注意したいです。
というのも1オンが可能なら良いのですが、グリーン手前の中途半端なバンカーに入ってしまうと距離のある難しいバンカーショットになってしまうからです。そうなると簡単にはバーディーチャンスにつきません。それを避けることを考えると多くの選手は刻むこととなるでしょう。
距離が短いホールですから刻んでも2打目はウェッジで打てる可能性が高いです。であればピンを狙っていきたいところ。パーでもスコアを落としたように思ってしまうぐらいのホール。風が強く吹くことが多いこのコースをウェッジの技術で攻略し、バーディーを取りたいですね!
No.17 518ヤード PAR5
距離が短い左ドッグレッグのPAR5。
ティーショットの狙いは風向きや選手の飛距離によって変わりますが、飛距離の出る選手だと左バンカーの上、そうでない選手はバンカー右になるでしょう。またフォローの風や飛距離の出る選手にとっては、飛び過ぎると右の池に入ることもあるので気をつけたいところです。
2打目は余程のことがない限り2オンを狙っていきます。ここで気をつけるところは風のジャッジ。左からの風になることが多く、左サイドと右サイドではグリーンを狙うときの風の当たり方が変わってきます。このあたりの判断をしっかりしてイーグルも狙っていきたいでしょう。
PAR5とはいえバーディーを計算しているため、このホールでのパーは大きく順位を落とすボギーのようなホール。何がなんでもバーディーは取って最終ホールに臨みたいですね!
この時季は風が強いことが多く、更にこのコースの地形のせいで風が訳の分からない方向から吹くこともあり、選手、キャディーを悩ませています。また芝も薄いところが多く、アプローチも簡単ではありません。こんなときは当然クラブを振る技術は大事ですが、ショットやパターを打つ前の心理状態を整えるほうが大事かもしれません。風やライの情報を整理し、決めたことを実行するということが勝負の分かれ目かもしれません。
今シーズンの最初の優勝者は誰なのか⁉️
予想通りの選手がするのか、それとも新たな選手が出てくるのか⁉︎
今年も選手の皆んなで男子ツアーを盛り上げていって欲しいですね❗️