ツアー

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン

今週のツアーは、男子がパナソニックオープン、女子がミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンです。
今週は女子ツアーのほうに来ていますので、利府ゴルフ倶楽部を覗いてみましょう。

No.13 378(358)ヤード PAR4

今年は昨年より1つ後ろのティーイングエリアも使用することとなりました。
まず、このホールのポイントはティーショット。右にバンカーがありますが、そのバンカーに入ってしまうことよりも越えて右に行ってしまうことに気をつけなければいけません。と言うのも、その先が崖になっており、レッドペナルティエリアまで行ってしまう可能性があるからです。そこまで行かなくても左足上がり、つま先下がりのラフから打ち上げるショットをしなければなりません。場所によっては木も邪魔になることがあります。
一方で左にも池があり、飛距離が出る選手にとっては風向き次第でティーショットをどのクラブで打つかを考えなければいけないでしょう。
フェアウェイを捕らえれば、2打目はそこまで長いクラブを持つ必要は無さそうです。ただグリーンが砲台になっていますのでグリーンを外したショットはドンドン離れていきますので、そのあたりは気をつけたいところです。
ティーイングエリアが1つ後ろを使用することがあるとはいえ、距離があまりないホール。個人的には昨年までの前のティーイングエリアだけを使用したほうが、多くの選手がティーショットのクラブ選択を考えなければいけないのかなと思います。
とにかくこのホールはティーショットの出来が大きくスコアに影響するでしょう。

No.14 517(482)ヤード PAR5

左ドッグレッグのPAR5。後方のティーイングエリアを使用した場合のティーショットの狙い目はバンカー右。飛距離の出る選手ならバンカー上になるでしょう。
また前方のティーイングエリアを使用する場合は、多くの選手が2オンの可能性も出てきます。その場合の狙い目はバンカーの左。飛距離の出る選手はさらに左へ打っていかなければなりません。

ティーショットが成功すればグリーンまで60〜80ヤード ほどのところにある左バンカーを避けてグリーン近くまで運ぶ選手もいるでしょう。ラフなどに入ってしまったり、飛距離のでない選手はその左バンカーに入らないところ、グリーンエッジまで100ヤード前後に刻むことになりそうです。
飛距離の出る選手も出ない選手も結局は3打目がポイントになるホールです。

No.17 350ヤード PAR4

距離が短い打ち上げの右ドッグレッグのPAR4。
ティーショットの狙い目は、サブグリーンの左バンカー。2打目は距離がそこまで残らないのでフェアウェイから打てるのであれば積極的に狙っていきたいところです。
16番ホールが池が絡む難しいホール。そちらをパーで切り抜け、ここ17番からの上がり2ホールを良い形で終えたいですね!

今年も昨年に続きグリーンが柔らかい状況。しかしラフが長いところが多く、フェアウェイを捕らえないと厳しい戦いになります。来週に日本女子オープンを控え、ショットの調子がカギになる2試合になるでしょう。

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。