今週のツアーは男子が日本プロゴルフ選手権、女子が楽天スーパーレディースです。女子ツアーのほうに来ていますので、開催コースの東急グランドオークゴルフクラブを見ていきます。
No.13 523(492)ヤード PAR5
ティーショットでもセカンドでも池が気になる打ち下ろしのPAR5。
今年は前方のティーイングエリア(492ヤード)も設定されたとのこと。このことによってどう変わるのか見ていきたいと思います。
まず後方のティーイングエリアの場合から見ていきましょう。ティーショットですが、多くの選手がフェアウェイウッドを使用するのではないでしょうか⁉︎ というのも1Wでティーショットしても、2打目で2オンを狙える距離、ライになる可能性は低く、しかも左側がOBで右側は池とかなり狭くなっているため、多くの選手は刻むことになると思います。2打目は刻む場合、3打目の残り距離を考えながら使用クラブを決めることが重要になります。池に入れないことは当然ですが、選手それぞれ得意な距離があるハズです。そのあたりを考えながら、エッジまで50〜100ヤードの間に打ってくることとなるでしょう。
ここまでしっかりできたら3打目は、ピンを狙っていけるかが勝負のカギとなります。
一方、今年から設定されている前方のティーイングエリアの場合を考えてみましょう。このティーイングエリアだと、飛距離の出ない選手でも距離的には2オンの可能性があります。となると積極的にティーショットから攻めてくる選手が後方のティーより多くなりそうです。ただ前述のとおり、狭いためリスクがあります。前方のティーは、ただ単に距離が長ければいい、難しければいいというセッティングではなく、スコアが出てしまうホールなる可能性が高いです。しかし、選手の勇気、技術、マネージメントが試される面白い、良いティーイングエリアかもしれませんね❗️
No.15 409ヤード PAR4
打ち下ろしの右ドッグレッグのPAR4。
ティーショットの狙い目は思ったよりも右になります。ターゲットは右に見えるバンカーの上、飛距離の出る選手だとそれよりも右になることもあるでしょう。左ラフへ行ってしまうとエッジまで100ヤードほどの大きな木が邪魔になり、狙うことができなくなることもあるので気をつけたいところです。
2打目はフェアウェイから打てれば問題はなさそうですが、ラフからだと前述のとおり左ラフは木が邪魔に、右ラフの場合だと傾斜が強いところからのショットになることがあり、簡単にはいかない感じになりそうです。
このホールのポイントはティーショット。良い場所からグリーンを狙える位置に打つことが大事になるでしょう。
No.18 533ヤード PAR5
ティーショットでは左右のバンカーが目に入ります。飛距離が出る選手は左バンカー、そうでない選手は右バンカーが気になるでしょう。飛距離の出る選手がティーショットを上手く打てれば、2打目でグリーンを狙うこともできそうです。ただ多くの選手は刻むことになるので、ティーショットは迷わず思い切りいって欲しいところです。
2打目は左の池を気にしておかないといけません。2打目地点から池のラインがしっかり見えないのです。練習ラウンドで確認しているでしょうから、迷わず決めたところにしっかり打っていくことが大事になるでしょう。
このPAR5に限らず3打目はいかにピンのある面、そしてピンへ打っていけるかがカギになります。特にグリーンが大きく、左側に池があるホールなので3打目に良い位置から打つための2打目が重要になります。
500ヤード超えで池が絡むPAR5でも2オンを狙ってくる選手が女子でも何人かいるという凄い時代になりました。このホールに限らずPAR5では豪快なゴルフを観ることができるでしょう。
今週の敵は間違いなく“暑さ”。この時期はボールを打つだけが練習では無いということを認識し、上手に身体を休めて、試合でいいパフォーマンスが出せるよう準備して欲しいですね!