ツアー

資生堂レディス

今週の国内ツアーは男子がセガサミーカップ、女子が資生堂レディスです。今週は女子ツアーのほうに来ていますので、開催コースの戸塚カントリー倶楽部を見ていきたいと思います。

No.12 333ヤード PAR4

距離の短い打ち上げのホール。
まずはティーショットですが、かなり強いアゲンストが吹いていなければ多くの選手がフェアウェイウッドで刻むことになりそうです。というのも1Wで左に行ってしまうと木が邪魔をしてグリーンを狙うどころか出すだけになってしまいます。また見えない右へ行ってしまうとレッドペナルティエリアがあり、トラブルの可能性もあります。やはりティーショットは無理をせずエッジまで100ヤードあたりに刻むほうが良さそうです。
2打目は短いクラブで打てるのでピンを狙っていきたいところ。ただグリーン右サイドの刈り込みは注意しておかなければいけません。
距離が短いホールなのでティーショットを成功させ、どの選手もバーディーを取りたいと思っているハズです。このホールからでも流れに乗っていきたいですね!

No.16 538ヤード PAR5

ほぼストレートのPAR5。
ティーショットはティーイングエリアからの見ためより左が狙いめ。もしラフに入ってしまってもある程度のところには持っていくことができるでしょう。
2打目はグリーン右手前のバンカー方向狙いになりそうです。というのもフェアウェイ左サイドは左傾斜が強く、少し左へ行ったなと思うボールもラフへ行ってしまうことが多いためです。そのため2打目は飛ばすことよりも左右の曲がり、狙ったところへ打つ精度がこのホールのカギなのかもしれません。

3打目はフェアウェイから打てれば積極的にピンを狙っていきたいところ。ただラフからになってしまった場合は、無理をせず、グリーンセンターを狙って、このホールをサラッと通過していきたいですね。

No.18 364ヤード PAR4

右ドッグレッグのPAR4。
ティーショットで注意したいところは右のバンカー。右ドッグレッグのため気持ちが右に右へといきたくなるところ。入れてしまっても普通に打てれば良いのですが、スタンスが取れなかったり、アゴの近くまで行ってしまうこともあります。過去の大会でも色々あったと思います。もしティーショットで入るなら左バンカーのほうがまだグリーンまでは運ぶことができそうです。
2打目は打ち上げ。グリーンの全体傾斜は右奥から左手前。
右エッジが遠くなっているため、当たりが薄いと手前バンカーに入る選手が例年多く見られます。かと言って入らないようにセンターを狙ってもひっかかってしまったらグリーン左奥に外れことも少なくありません。
このあたりに注意して良い上がりホールにしていきたいですね。

今年もグリーンが柔らかく、フェアウェイからグリーンを狙えれば、バーディーチャンスの可能性は高いです。ラフもところどころに長い場所があったりと運・不運が出てきそうです。
またグリーンの傾斜が強いのでグリーンの乗る場所によっては簡単に3パットもあり得ます。やはりボギーを打たずパーを積み重ねチャンスを待つことが今週も良い成績を残すための条件かもしれません。暑さに負けず良いプレーに期待です!

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。