ツアー

ハナ銀行インビテーショナル

今週のツアーは男子が韓国ツアーとの共催のハナ銀行インビテーショナル、女子がニチレイレディスです。今週は男子ツアーに来ていますので、会場の千葉夷隅ゴルフクラブを見ていきます。

No.15 415ヤード PAR4

打ち上げの右ドッグレッグのPAR4。
まずティーショットですが、使用クラブを考えるホールです。どのホールもガンガン攻める選手であれば、1Wを選択するかもしれません。ただ落とし所が見えない方向に打っていくので行方を気にしながら見守ることとなります。一方、フェアウェイウッドで刻む選手も多くいるでしょう。右に打ち出しづらく、左ラフへ行くイメージしかない選手は風や距離を見ながらクラブを選択し、打っていくことになりそうです。
2打目は打ち上げ、グリーンの傾斜も強いため距離感が大事になります。そのためフェアウェイから打つことがバーディーを取るための条件となってくるでしょう。
打ちづらいティーショットをどうフェアウェイに置けるか⁉︎これがこのホールの攻略のカギとなりそうです。

No.16 514(498)ヤード PAR4

打ち下ろしのPAR4。
通常営業ではPAR5として使用されていますが、今大会ではPAR4。間違いなく終盤のポイントとなるホールです。それではどのようなところがポイントととなるのか見ていきます。
まずティーショットですが、左バンカーが見えます。どうしてもこれが目に入るので右に行きやすくなりますが、右ラフに入ってしまうとノーチャンス。ラフが深いうえ、つま先上がりのライ、さらに前方に木があり、グリーン方向は狙えません。辛うじてサブグリーン方向へは打てますが池があります。そのため右ラフへ行ってしまった場合はその池の手前に刻むこととなりそうです。
長いPAR4ですが、右ラフを避けられればグリーンまでは運べそうです。当然左バンカーに入ってしまった場合や左ラフでも厳しいところがあるかもしれません。ただ右ラフよりはまだマシです。
そんな感じのこのホール。やはりこちらのホールもティーショットがカギ。右ラフを避けて打っていきたいですね。

No.18 551(535)ヤード PAR5

打ち下ろしのPAR5。
ティーショットでは両サイドのバンカーが気になりそうですが、アゲンストの風が吹かない限り、ほとんどの選手は関係なく越えていくでしょう。

2打目はアゲンストの風やかなり距離が残っていない限り、多くの選手は2オンを狙ってくるでしょう。ただグリーン手前に池があるため、ラフからの2オン狙いは難しくなりそうです。しかしグリーンスピードはそこまで出ていないので、奥からのパターやアプローチも絶対に寄らないということでもなさそうです。
ここにいる選手たちなら小さいグリーンでも、ガンガン攻めてくるプレーが多く見られそうです。

今週は距離が長く、ラフも長い所があります。ただPAR73のセッティング、そしてグリーンが柔らかく、スピードもそこまで速くないためスコアが出やすいコース状況です。
今週もカットラインがアンダーパー、優勝スコアも20アンダー超えになるのでしょうか⁉︎

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。