今週から国内男子ツアーも開幕します。今年の東建多度カントリークラブ・名古屋のコースコンディションなどはどうなっているのか⁉︎いつものようにコースを見ていきましょう。
No.10 417ヤード PAR4
2nd地点から少し打ち上げるストレートのPAR4。
ティーイングエリアからは右にバンカー、左にラフが見えます。この時期ですのでラフはまだそこまで伸びていないので、打つことは可能。距離感だけが難しくなります。
その2打目で気をつけたいのはグリーン左サイドのラフ。砲台グリーンでギリギリ乗ったと思われるボールも転がり落ちることがあり、ライも悪いところが多いです。またアゲンストになる北寄りの風が強く吹くことが多く、その場合は距離も残り、ボールをコントロールすることも難しいです。特に風が吹いている朝イチのスタートホールのときはいかに2打目をグリーンに乗せられるかが勝負。パーで無難に出ていけたら嬉しいホールです。
No.16 177ヤード PAR3
池越えのPAR3。
風が読みづらい東建多度カントリークラブの中でも、強風になればなるほど分からないホール。ピンフラッグの靡く方向と実際の風向きが合わないということがたびたび起こる、選手、キャディー泣かせのホールなのです。同組でラウンドしていても、一人ひとり風向きや強さが変わり過ぎて、他の選手のボールの行方を見ても参考にならないことが多いのです。
2段グリーンのこのホールの攻め方としては、同じ面にボールを乗せることがベストですが、前述のとおり風が読めないというのであれば、絶対パーが取れないという場所には行かないクラブ選択などマネージメントでカバーするしかありません。しかし優勝争いでは、チョッとした運もここでは頼らざるを得ないホールかもしれませんね!
No.18 451ヤード PAR4
打ち下ろしの右ドッグレッグのPAR4。風向きにもよりますが、多くの選手はフェアウェイウッドなどで刻むでしょう。というのも打ち下ろしているため落ちどころによってはかなり転がり、池まで行くことがあります。そうならないよう刻むということがあります。
2打目は手前の池とグリーン奥には注意をしたいところ。奥はスタンドがあるのである程度のところで止まりますが、奥からの傾斜が強く易しくはありません。手前の池とグリーンは10ヤードほど空いていますが、ティーショットがラフに入ったり、風が強いと手前の池は気になってきます。いずれにせよ、2打目でどうグリーンを捕らえるかが大事になってきます。
3月開催に戻って2年目。このあたりだとまだ雪がチラつく心配がありましたが、今年は風もそこまで吹かないような予報。例年になくスコアの伸ばし合いの試合になりそうですよ!