ツアー

Tポイント×ENEOSゴルフ

今週の女子ツアーはTポイント×ENEOSゴルフトーナメントです。早いものでもう3戦目。いつものように開催コースを覗いてみましょう。

No.11 377ヤード PAR4

トリッキーなホールが多い鹿児島高牧カントリークラブ。その中でも選手が気になるホールの1つです。
右ドッグレッグのホールなので右を狙えばショートカットできるのかなと思ってしまいますが、ティーイングエリアから見ると右に大きな木があり、邪魔をしています。またティーイングエリアがつま先上がりのライになっており、コースなりに打ちづらい状態。ティーショットではフェアウェイ左バンカーをどう避けてフェアウェイに置けるかが大事になります。
2打目はしっかりとグリーンを捕らえたいところ。フェアウェイにあれば問題なさそうですが、グリーンを外した場合にピン位置によっては寄せることが難しいところもあるのでしっかり考えて打っていきたいでしょう。特にグリーン周りのバンカーは近いピンに対しては、下っているところが多いので難しくなります。またライの悪いところもありますので気をつけていきたいでしょう。

No.15 300(277)ヤード PAR4

ほぼ全員が刻む短いPAR4。しかしティーイングエリアが前に出たときには1Wでワンオンを狙ってくる選手がいるホールです。
ティーショットはエッジまで100ヤード前後の広いエリアに後ろのティーイングエリアであれば、180〜190ヤードほどのクラブです打つことになるでしょう。ただ一般営業のときやほとんどの選手が刻み、そのあたりからのショットをしているためディボットだらけ。ディボットに入ってしまって、距離に余りがあるときは難しい2打目になってしまいます。
このあたりは多少の運もありますが、このホールは選手の短いクラブの技術が見られるところです。

No.16 525ヤード PAR5

軽くS字になっているPAR5。それぞれのショットに気をつけることがあります。
まずティーショット。フェアウェイは広いのですが左サイド狙い。というのも2打目は右サイドにある大きな木が邪魔になることが多く、また左サイドにOBがあるのもその理由です。エッジまで80ヤードを切ってくるとフェアウェイも広くなっているので、飛距離が出る選手にとっては打ちやすいかもしれませんが、アゲンストの風が強く吹いたり、飛距離が出ない選手にとってはかなり難しい2打目になってきます。

グリーンを狙う3打目は、ウェッジで打つのでピンを狙っていきたいですが、上の段の右ピンだけは狭いエリアになるので距離が余っている場合は気をつけたいところです。
ティーショット、2打目が易しくないPAR5。この2打を上手く打ってバーディーチャンスにつけたいですね!

練習ラウンド時点ではコースコンディションはかなり仕上がっています。グリーンのスピードが速く、そして硬く、良いショットを打たないと止まらない感じです。ただ週末は雨模様。練習ラウンドの感じと違ってくる可能性が高いです。風向きも含めて対応力が問われる試合になりそうです。

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。