いよいよ2023年のJLPGAツアーの開幕です!私も今週から今年のキャディーの仕事が始まります。そして今年もいつも通りにコースを見ていこうと思っています。
では今週も開催コースを少しだけ覗いてみましょう!
No.4 515ヤード PAR5
左ドッグレッグのPAR5。2ndから徐々に打ち上げていきます。
まずティーショットですが、正面に見えているフェアウェイにある木がターゲット。その木より左に打ってショートカットしたくなるロケーション。しかしその木より左を狙えるのはかなりの飛ばし屋のみ。飛距離に自信のない者がそちらへ行ってしまうとトラブルになることもあります。
というのも、ティーイングエリアからはそこまでイメージできないのですが、フェアウェイ左サイドからの2打目は左の木々の枝が邪魔になることが結構あるのです。ですので、まずティーショットではフェアウェイの真ん中にある大きな木の右でも構わないぐらいの気持ちで打ったほうが良いでしょう。
そしてその2打目は、右にあるバンカーを注意しながら打っていくことになるでしょう。入ってしまっても問題はありませんが、PAR5ですから避けたいところ。バンカーを越えれば左に転がり出ることが多いので、左サイドの木が邪魔であれば、このあたりのことを考えながら打つことになりそうです。
若干打ち上げの3打目は、左奥から右手前への傾斜が強いグリーンのピン位置をしっかり把握しながら攻め、バーディーを狙っていきたいところです。
飛距離の出る選手はティーショットをある程度攻めて2オン狙い、そしてそこまで飛距離が出ない選手であればティーショットでは無理をせず、3打目で勝負したいホールです。
No.6 390ヤード PAR4
左ドッグレッグのPAR4。昨年とティーイングエリアは変わっていませんが、左コーナーにあった大きな木が小さくなっています。これは多くの選手にとって気持ちがラクになることでしょう。
今までのティーショットではフェアウェイセンターから右サイド狙いでしたが、今年は多少左へ行ってもグリーンを狙うことができます。
以前はティーショット次第で、そのティーショットが良ければバーディーチャンスを狙えるホールでした。木が小さくなったことでティーショットのプレッシャーが少なくなり、以前よりスコアが出やすいホールになったのではないでしょうか?とはいえ風向き次第では左サイドの木は影響することもあり、日によって難易度が変わるホールになります。
No.15 380ヤード PAR4
ストレートのPAR4。琉球ゴルフ倶楽部のティーショットでは1番やらしいホールかもしれません。左に池、そして両サイドのラフに大きな木があり、風向きによってはかなり難しいティーショットになるでしょう。
2打目は普通にスイングできれば良いですが、木の枝が邪魔になり、ボールの高低を考えないといけない状況、特に低くしか出せないようなときにどう凌ぐかがこのホールのポイント。
優勝争いでは難しく感じるホールの1つでしょう。
海外の試合に出ていた選手は試合感がある状態で国内の開幕戦を迎えられるということで有利なのかもしれません。しかし今週のコースコンディションは例年にないぐらい仕上がっており、グリーンのスピード、またラフが
このような感じで難しい状態です。
しかも初日の強風になる予報。試合感があっても関係ないでしょう。このコースコンディションだからスコアが出ない試合になるようにしか思えません。それともショットが曲がらない女子選手だからそれほど変わらずスコアが出るのか⁉︎
今年も開幕戦から楽しみですね!