ツアー

資生堂レディスオープン

今週の女子ツアーは資生堂レディスです。
コースは戸塚カントリー倶楽部西コース。例年であれば雨のほうを心配している試合で、グリーンがとても柔らかい印象があります。しかし今年は天気が良いので、例年のベタ止まりというグリーンではありません。ですが、それなりに柔らかい状態です。1stラウンドは午前組に好スコアが続出しています!それでは今週も気になるホールを見ていきましょう。

No.6 413ヤード PAR4

前半の距離が長めのホール。ティーショットは右のバンカーに注意したいです。入ってしまうと多くの選手の飛距離だとグリーンに届かせられるかどうかの微妙な距離のクラブでしか打てないかもしれません。今週のラフは打てるところが多いので、このバンカーを避けていきたいところです。
2打目はフェアウェイから打つクラブの距離に余りがなければピンのほうへ打っていっても良いでしょう。しかし、距離に余りがあったり、少しでも迷ったらグリーン右手前のラフでも構わないという気持ちが大事になります。このホールに限らず、戸塚のグリーンは全体的に奥から手前へ傾斜がキツいので、そのあたりの割り切りができるかがカギになりそうです。

No.15 410ヤード PAR4

後半の難易度が高いPAR4。ティーショットではやや打ち下ろし、2打目地点からはピンが見えないほどの打ち上げになっています。距離がそれなりにあるのにもかかわらず、グリーンにはアンジュレーションがあり、乗った位置が悪いと簡単に3パットということもあり得るグリーン。そのようなグリーンだとアプローチも簡単ではありませんが、グリーンの全体傾斜を考えると手前から攻めていきたいホールです。特にグリーンの右側が落ちていますので、手前、もしくは左から行ったほうが良いでしょう。
落とし所が見えないティーショットももちろん大事なのですが、2打目がフェアウェイやラフのどちらにあっても、この2打目のクラブ選択がとても大事になってきます。どこからが寄せやすいのか、バーディーを狙うホールというよりパーで上手にしのいでいきたいホールです。

No.17 392(367)ヤード PAR4

ティーショットはグリーン右手前のバンカー狙い。後ろのティーなら右へ行ってしまってもそれほど問題はないでしょう。ただ前方のティーを使用した場合は、右ラフにある大きな木を気にしないといけないかもしれません。
2打目からはかなり打ち上げるホールです。注意するところとすれば10ヤード以上打ち上げるので、距離感を出しづらいというのがあります。他のホール同様の受けグリーンですが、他のホールよりも傾斜が弱いため、特にラフからのショットは直接グリーンにキャリーしてしまうとグリーン奥まで転がっていく可能性が高いです。こちらもどう割り切ってグリーンを狙っていけるか、2打目のクラブ選択がカギを握るホールです。

先週ほど風が吹いていないので、体感はかなりの暑さ。この暑さで集中力が欠け、スコアに影響しているように思います。暑さにどう対応して、体力温存できるか⁉︎ 最終日まで猛暑予報になっている今週は、コースと共に暑さという敵との戦いにも挑まないといけませんね。

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。