かって坂田信弘プロと会食させて頂いた時に日本のゴルフ場の話になり
「名門とは他者が評価するものです、歴史、メンバー、コース等全てに於いて日本では廣野GCですね。」
仰っておられました。
廣野に初めて行かせて頂いたのは1996年廣野GCメンバーで関西ゴルフ界重鎮の大橋貞吉さんとでした。
貞吉さんは宮崎のフェニックスCCなどの設計者であり、第一回中日クラウンズローアマ、関西アマチュア界で数々のタイトル取られた方でした。
戦前戦後のゴルフ界の話を生で聴けたことを今思うと貴重だなと、そして其れをどうとらえて現場に活かすか?
自分自身のテーマなんですが、、話逸れました✋
廣野が廣野たる所以
それは細かな注釈や説明の貼り紙ないですよね、ほとんど全く
ゴルフ場にTシャツ、クロックス、ビーチサンダル、ジーンズで来場する?
タバコはポイ捨てする?
ゴミを捨てる?
レストランで居酒屋での飲み会と同じテンションで騒ぐ?
これって説明必要なことでしょうか?
私含め、ゴルフ場で働く人間だからとか立場関係なくゴルファー全員が考えないといけないことだと思います。
グリーン上でのピッチマークもバンカーならしも自分の事は自分でする、ゴルフの本質ですよね?
廣野に来る度に原点、本質を改めて再認識させて頂けます。
毎年春夏秋冬の廣野詣、行く度に何かしらのモノを得られます。
一昨日も、まずレストランのメニューですよね
simple is best
コレは廣野全てに流れるものですが
練習場もキレイに整備する箇所と手入れしない場所のメリハリ
すなわち美的感覚
あくまでも全て私の個人的な意見なのを承知ください(笑)
バンカー周りのエッジは比較的ノンビリとしかし、ターゲット仮想グリーンと打席周りはビシッと
左サイド竹林周り道は裸地のまま
全てキレイに整えたがる日本人と違い、イギリス源流の荒々しさと日本美の上手く調和された所が廣野が廣野たる所以
ゴルフ場は庭ではありません。
荒々しさと手入れしない。というものも類義語ではありません
小さなティーグラウンドで10ヤードも青、白ティーマーク位置変わらないのに、イチイチ変えて距離表示プレート設置をする必要はないと思います。
豪華なホール表示や距離表示プレートも、私は必要ないと思います。
何故なら?
ゴルフの本質ではないから
私が支配人つとめさせて頂く京都府宇治市の日清都CC玄関口前には雑草はありません✋
メンバー、ゲスト方々ご来場頂く玄関口です。
客人ご来場頂く玄関口にゴミや雑草あるのは、日清都CCの従業員一同の総意として好ましくないと考えるからです。
しかし、雑草魂とはよく言ったもので、2、3日目を離すとスグに生えてきます。
毎日毎日が雑草との戦いです
廣野の玄関周りも美しく雑草はありませんでした。
こんな話がありました
先日、小野ゴルフ倶楽部阿部文彦理事長に日清都CC来場プレー頂きました。
その時一番最初に仰ったのが
「玄関周り非常に綺麗ですね」
でした。
神は細部に宿りたまふ、と申します。
再認識させて頂きました。
廣野は日本代表するゴルフ場です。
それは誰しも異論ない所でしょう
日本の大多数のゴルフ場と廣野の経営運営スタイルとは違います
しかし、流れる本質を感じ、考え、理解し自分なりに咀嚼し答え出しフィードバックさせることは出来ますし、しなければならないと強く思いました。
何故なら、日清都CCは本質を大事にした上で「楽しく美しく美味しい」ゴルフ場を目指しているから
本質とは品位と類義語です。