ツアー

リゾートトラストレディス

今週の女子ツアーはリゾートトラストレディスです。
今年は山梨県にあるメイプルポイントゴルフクラブで7年ぶりの開催。
鬼才 ピート・ダイ設計のコースである今週のこのコースもいつものように見ていきましょう。

No.16 160ヤード PAR3

クラブハウスが綺麗に見えるホールですが、グリーン手前から右、さらに奥まで池になっています。
グリーンの全体傾斜は左から右。ピンより右の位置からパッティングをしたいホール。ショットで左の傾斜を使って寄せるのか、それとも右から回し、止めるショットで狙うのか、風向き、ピン位置で変わってくるでしょう。

No.17 365ヤード PAR4

緩やかに打ち上げるホール。
まずはティーショットですが、ランディングエリアはかなり広く、ほとんどの選手はフェアウェイをキープできるでしょう。
このホールの注意するところとしては2打目。16番ホールと打って変わって、グリーンの全体傾斜は右から左でかなり強い傾斜。こちらも傾斜を使って寄せるのか、傾斜に逆らうボールを打って止めるのか⁉︎ こちらも風向きやピン位置、そして残り距離によって変わってくるでしょう。
そしてこのホールの風は、グリーン奥が林に囲まれているため、風の読みが難しいです。それでも先程より短いクラブでグリーンを狙えるので、バーディーチャンスにつく場面を多く見ることができるでしょう。
変な位置に乗ってしまうとパッティングが難しくなるので、2打目がかなり重要になるホールです。

No.18 560(543、524)ヤード PAR5

グリーンまで50ヤードほど打ち下ろすPAR5。
ティーショットを上手く打てれば、転がり落ちて2オンを狙える距離まで来るでしょう。しかし2オンを狙うには右手前にある池が気になるところ。さらに打ち下ろしているため、傾斜地からのショットになる可能性が高く、ライ次第。予選ラウンドでは2オン狙いをする選手は少ないかもしれません。

となると多くの選手はレイアップをすることになりそうです。エッジまで100ヤードを切るあたりから、左のバンカーに入らない場所の70ヤードの間が狙い目。このあたりから3打目を打ったほうがバーディーチャンスにつく確率は高そうです。
2打目のショットは2オン狙いも、刻むのも風の読みがかなり大事になります。そしてライのジャッジも重要。こちらのホールも2打目がポイントとなりそうです。

3日間大会だった7年前の大会のスコアを見ると優勝スコアが14アンダー、カットラインが1アンダーとハイレベル。グリーンのアンジュレーションを見てしまうと、そこまで出るのかと思ってしまいます。グリーンの速さもそれほど出ていない今年ですが、そのときと比べてグリーンの固さはあります。レベルが上がっている今年はどのぐらいのスコアが出るのでしょうか⁉︎

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。