今週の男子ツアーはカシオワールドオープンです。
コースはKochi黒潮カントリークラブ。
来週の日本シリーズに出場出来ない選手以外は今週が最終戦。
ここでシードが決まります!
今週も気になるホールを見ていきましょう。
No.8 225(205,160)ヤード PAR3
ティーイングエリアから見る眺めは最高です❗️
そんな余裕があるのかどうか分かりませんが、詳しく見ていきましょう。
右側にバンカー、グリーンが右から左へと傾斜しています。
となるとバンカーには入れてしまった場合は寄せることが難しくなります。
200ヤード以上ある距離で受けていないグリーンに止めるのは風向きにもよりますが、男子プロでも容易ではありません。
おそらく160ヤードのティーを使用する場合は右手前にカップが切られることでしょう。
そのときに注意したいことはバンカーの枕木に当てないこと。
何を言っているかというと、右から風が来ていると思いあまりにも右に出し過ぎると戻って来ず、枕木にくっついてしまってピン方向に狙えなかったり、最悪なのがこの枕木に当たってしまいOBへ行ってしまう選手もいます。
風もどこから吹いてくるか分かりづらいところもあるので、警戒しながら打っていきたいですね。
No.9 380ヤード PAR4
短い打ち上げのPAR4。
ティーショットでバンカーの手前に刻むのか、それとも飛距離の出る選手は1Wでそのバンカーを越えて打つのか、選手の戦略によって分かれるでしょう。
ただ今週のコースのバンカーは柔らかく、どのクラブでもバンカーからのショットは難しくなります。
そうなるとティーショットから無理して攻めず、広いエリアに打っていきたくなります。
2打目は風に注意!
これは長年この試合で感じた個人的な考えですが、強風になるとOUTコースの風の読みが難しくなります。
特に2番ホールから7番ホールまではぐるぐる回っていることが多いのです。
8番ホールも前述の通り警戒することが多く、前のホールまで風が分からないこともあり警戒していると思います。
しかし9番ホールのティーショットで8番で感じていた風と同じ方向で安心して2打目を打ってしまうと…。
アゲンストだと思っていたらフォローになってしまったり、はたまた逆のフォローだと思っていたらアゲンストになってしまったりと運まかせになってしまうこともあります。
シード争いや日本シリーズの出場権がかかっているところでそれはと思ってしまいますが、そのあたりのマネージメントも考えなければいけないかもしれませんね!
No.17 420ヤード PAR4
最近は飛距離が出る選手が多くなり、ティーショットで左バンカーを越えてくることもしばしばあります。
とはいえ、多くの選手はバンカーの右のフェアウェイを狙うでしょう。
少し右へ行ってしまうと右ラフから爪先上がりのライからのショットでグリーンを狙わないといけなくなります。
また打ち上げていますから距離間が難しく、グリーンの傾斜が強いので奥へ行き過ぎることは避けたいです。
ただ手前もエッジから7,8ヤードあたりまでは傾斜が強いので転がり出てしまうこともありますのでそのあたりも注意して狙っていきたいですね。
No.18 530ヤード PAR5
ずっと打ち上げるロングホールですが、2オンも狙えます。
フェアウェイにあれば狙えますし、右ラフでも木が邪魔にならなければ狙うことは可能。
ただバンカーだけは避けたいです。
刻む場合は左にあるバンカーは絶対に避けなければいけません。
エッジまで70〜100ヤードあたりの狙いになるでしょう。
グリーンは馬の背のような感じで真ん中が高く、両サイドが低くなっています。
ピンのある面と同じ面にボールがないと難しいパッティングが残ってしまいます。
このようなグリーンですから2オンしてもバーディーも容易に取れるということでもありません。
このように最後まで気が抜けない、大逆転もあるホールですよ。
最初にも書きましたが、シードを争う選手にとったら今週が最終戦。
強風が吹いても風向きがコロコロ変わってしまうこのコース。
やはり最後は運も必要!
おそらく今週は“神様お願い!”って心の中で思う選手が多くなると思っています。
でも結局は日頃の準備が最後の1打の違いになるのではないでしょうか⁉️
最後まで悔いのないプレーをして欲しいですね!