ギア

ライ角の影響ってどのくらい~試打編~

こんにちはサムライです。

今週もアイアンのライ角についてのお話しです。

まずライ角とは、どの角度のことか分からない方は
先週の記事をご覧ください。

今週は実際に適正ライ角、2度アップライト、2度フラットの
3タイプを実際に打ってみてどのくらい数値が変わるのかを
ご案内したいと思います。

テスト条件はヘッド、シャフト、グリップ、長さ
バランス、総重量など全て同じにしライ角のみ変更。

それぞれ3球ずつ試打し、ブレ幅、スピン軸、打出角(左右)
3項目を比較していきます。

まずは適正ライ角の数値

 

ブレ幅:1.4ヤード右(ターゲットに対しての曲がり幅)
スピン軸:4.9度左
打出角:1.6度右

 

続いて2度フラット

 

ブレ幅:7.5ヤード右
スピン軸:3.6度左
打出角:3.5度右

続いて2度アップライト

 

ブレ幅:3.4ヤード左
スピン軸:7.6度左
打出角:0.7度右

先週の説明の通り適正ライ角に対して
フラットなものは右に飛び出しやすく
アップライトなものは左に飛びやすい結果になりましたね。

このようにライ角があっていないと
フェース面は真っすぐだけど飛び出す方向が変わります。

平らなところなのに爪先上がり、爪先下がりなどの傾斜地で
打っている状態になりゴルフを難しくするだけです。

ライ角はロフトの多いクラブ程影響を受けます。

ご自身のクラブのライ角があっているか不安な方は
お近くの工房で見てもらうのも良いかと思います。

では。

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ゴルファーズ・ガレージ・サムライ
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ABOUT ME
ゴルファーズ・ガレージ・サムライ
■氏名 枝松 和健(えだまつ かずたけ) ■経歴 スポーツ専門学校にてゴルフ技術及び理論を学び、栃木県内ゴルフ場にて研修生を経て大手ゴルフスクールのヘッドレッスンプロとなる。 レッスン活動と並行し、レッスン生各々のスイング・体力・体型に合わせた、ゴルフクラブの調整・製造に携わり、2000本以上のクラブを手掛ける。 その後ゴルフショップ店長及びクラフトマンを務め、プロゴルファーやトップアマ、アベレージゴルファーのクラブ組立・調整を行い、ゴルファーズ・ガレージ・サムライ設立に至る。 パーツブランドを中心に年間100機種以上を試打し、パーツ特性を深く理解すると共に、レッスンプロとして多くのアマチュアを見続け、スイングも深く理解する数少ないゴルファーの一人。 丁寧なカウンセリングを基に的確なフィッティングで、クラブによるスイング向上にも努め、ゴルファー各々に合ったクラブを「細やかに」「美しく」組み付ける仕事には業界内にも定評があり、レッスンプロ向け「クラブ理論」の講義も行っている。 不定期ですがYOUTUBEにて地クラブの試打動画も公開中。 https://www.youtube.com/user/GolfersGarageSAMURAI