今週の国内男子ツアーはオープンウィーク、女子ツアーはマスターズGCレディースです。
開催コースはマスターズゴルフ倶楽部。
今週は難易度が高い終盤のホールを覗いてみます。
No.16 374ヤード PAR4
左ドッグレッグのPAR4。
距離はそれほどありませんが、どのようなワナがあるのか⁉️
ティーショットから見ていきましょう。
まずティーショットですが、写真では左にバンカーや池が見えますが、そこまで難しくないのではと思うでしょう。
実際はこの写している場所より、もう少し後方にティーイングエリアがあります。
そのあたりからになると右の林が出てきて、フェアウェイの右側があまり見えず、狭く感じます。
そのためフェアウェイ左サイドに打ちたくなり、左ラフやバンカーへ行ってしまうこともあります。
しかしティーショットのとき、右へ行ってしまったかなと思うぐらいのほうが、フェアウェイの良い位置であることが多いのではないでしょうか。
そのことは２打目地点あたりに着いたときに思うでしょう！
ティーイングエリアから見たときフェアウェイの右に行ったと思われるボールは視界良好、アングルも良いです。
そして真ん中にあると思われたボールだとグリーンを狙うには左ラフにある木がちょうどかかり、狙いづらくなるのです。
左に行けば２打目の距離は短くなりますが、ちょうど良い具合で邪魔になるのです。
ですから２打目はティーショット次第でかなり変わってきます。
そしてグリーンですが、左側は落ちています。
外した場合は難しいアプローチが残ります。
距離は短いホールですが、無理せず右から攻めて行きたいホールですね。
とは言ってもこのホールはティーショットの出来が大きく影響することは間違いないでしょう。
No.17 183ヤード PAR3
ここ最近は難易度１位、例年上位に入るホールです。
その理由としてこの時期の風向きがアゲンストになることがあります。
寒くなり、飛距離も落ちて、長いクラブを持たざるを得ないということがあるでしょう。
そしてグリーンの形状。
大まかに言ったら左手前から右奥へ細長くなっている感じです。
アゲンストの風に対して負けない強いボールを打ちたいと思うことがあるかもしれません。
少し左へ引っ掛け気味に行ってしまうとグリーン左へこぼれやすくなります。
逆に上手く打てなく、捕まらず、右へ弱いボールになってしまうとバンカーへ。
狙わないといけないグリーンの縦横の幅が狭くなってしまうということが要因になるのではないでしょうか。
グリーンに乗っても長いパッティングになってしまうこともあり、そう簡単には攻略出来ないホール。
優勝争いではどう耐えるのか⁉️そのあたりに注目です。
No.18 373ヤード PAR4
打ち上げの右ドッグレッグしているPAR4。
まずはティーショットですが、アゲンストの風なら左右のバンカーの間を狙い打っていくことになるでしょう。
季節外れのフォローの風なら右バンカーの左側、飛距離の出る選手であればバンカーの上を狙っていくことになりそうです。
２打目はグリーンの面が分かれているので、その面をどう捕らえるかと言うことにかかっています。
２打目地点より10ヤードほど打ち上げているので、距離感をどう合わせられるかと言うところにかかってくるでしょう。
ところで今週は有観客。
このホールのように２打目地点から見えないグリーン面は、皆さんの声援でどのあたりに乗ったかある程度分かります。
これは選手、キャディーともにかなり有り難いのです。
ここで声援を浴びて気持ち良く18番グリーンに上がって来たいですね❗️
寒くなってきてクラブの飛距離も少しずつ落ちてきていることでしょう。
距離感をどう合わせられるか？このあたりを上手く対応していきたいですね！
そして今シーズンも残り少なくなってきました。
その中でも今週は高額賞金の大会。
今シーズンまでは賞金シードとポイントによるシードの２つが採用されます。
そういう意味では、賞金シードを狙う選手にとっては今大会は外せません！
女子ツアーに関してはそんなところですが、今週国内男子ツアーはありませんが、PGAツアーのZOZOチャンピオンシップが習志野カントリークラブで開催されます。
このコロナ禍で来日しない選手も多いですが、世界のトップのプレーを日本で観ることが出来る数少ないチャンス。
そちらも注目ですね❗️
