今週の女子ツアーは国内メジャーの日本女子プロゴルフ選手権 コニカミノルタ杯です。
開催コースは茨城県の静ヒルズカントリークラブ。
中嶋常幸プロが設計・監修ということでどのようなコースになっているのか⁉️
今週も何ホールか覗いてみましょう!
No.6 565ヤード PAR5
右ドッグレッグ、そしてグリーンエッジまで100ヤードあたりからグリーンまで真ん中にバンカーがある特徴的なPAR5。
まずティーショットですが、右側のOBが気になります。
また右ラフにある大きな木が2打目で邪魔になることもあり、気をつけたいところ。
そのため左ラフへ行ってしまう選手が多くいそうです。
そのラフも今週は
写真は他のホールのものですが、こんな感じです。
この6番ホールのエッジまで300ヤード付近の左ラフはこれ以上に深いです。
もしその深いラフにハマってしまったらどうするのか⁉️
エッジまで200ヤードあたりまで打つ選択しか無さそうです。
ライが悪くなければグリーンエッジまで150ヤードを切るところまでは行けそうです。
ただこのホールの2打目はフェアウェイからでも難しく、悩みそうです。
真ん中にバンカーが無ければ、迷わず出来るだけグリーン近くへと3Wや5Wなどのフェアウェイウッドで打ちたいところです。
しかし左右に分かれたフェアウェイが狭く、またドッグレッグしていて打つ場所によって見え方が変わるため、打ちやすいアングルだったり、打ちにくいアングルがあったりします。
2打目もそしてグリーンを狙う3打目もかなり頭を使うことになるはずです。
ショットに自信があり、また短い番手で3打目を打ちたいという選択で狭いフェアウェイへ打っていくのか⁉️
それとも広いところから確実に打っていくという選択で、真ん中のバンカーに入らないようエッジまで130〜150ヤードあたりに刻んで3打目を打つのか⁉️
選手、キャディーの戦略、当日のピン位置や気象条件でかなり変わってきそうです。
PAR5だからバーディーが計算出来るホールということではなく、むしろパーを確実に取っていきたい前半のポイントとなるホールです。
No.11 380ヤード PAR4
グリーン奥にバンカーが見え、グリーンも手前から奥に下っているホールです。
となるとティーショットがフェアウェイを捕らえられず、ラフからのショットになると止まりづらく、奥のバンカーへ吸い込まれていきそうです。
またそれを嫌がってエッジのギリギリを狙ってショートしてしまうと難しいアプローチが残ってしまいます。
何とも悩ましいホールです。
こうならないためにはティーショットではフェアウェイキープが絶対に必要!
フェアウェイとラフでは0.5打は確実に変わってくるでしょう。
ラフへ行ってしまった場合選手とキャディーの会話はいつも以上に多くなりそうです。
アドレスした後にクラブを何度も変えることもあるのでは⁉️
選手からしたらこのホールの1番のポイントはティーショット。
観ている人からしたら2打目のジャッジ、そこからのマネージメントを見てもらえたら楽しいのではないでしょうか⁉️
このあたりが注目ですよ❗️
No.18 395ヤード PAR4
17番ホールも厳しいホールですが、この最終18番ホールも優勝争い、予選通過がかかっている場面ではシビれるホールになるでしょう。
まずティーショットですが、飛距離の出る選手以外はフェアウェイは広いです。
ですからフェアウェイをキープするのは難しく無さそうです。
飛距離の出る選手だと狭いところまで転がって行く可能性が高いので中にはフェアウェイウッドでティーショットする選手もいそうです。
2打目ですが、見ての通りグリーン手前から右側は池。
かなりプレッシャーがかかるのではないでしょうか⁉️
多くの選手はミドルアイアンからユーティリティあたりのクラブで打ちそうです。
気をつけたいところは当然手前の池ですが、奥のバンカーやラフを怖がらないことではないでしょうか⁉️
手前の池に入れてしまうとダブルボギーの可能性が高くなってしまいます。
奥からならパーで上がれる可能性は残っていますし、ボギーでは上がれるでしょう。
逃げることを書いていますが、2打目でピンの方向へ打てる条件が揃っていなければ避ける、逃げるべきだと思っています。
これは17番ホールも同様です。
こんなことを私が話していても、選手はピンの方向へ行きたくなるものです。
これからするべきことをしっかり決められれば問題はないでしょう。
どんなシーンが、どんなドラマが最後に待っているのでしょうか⁉️
今回はどのホールも紹介したいぐらい良いホールが多いです。
選手の技術を引き出すコース、セッティング。
今年の女子プロゴルファー日本一を決める大会に相応しい試合になりそうですね❗️