こんにちは。
ゴルフ部2回生の辻です。
今回は、グリップの握り方について詳しくみていこうと思います。
最近PGAのみならず、日本ツアーでも様々なグリップの握り方が見受けられます。
例えば、ゴルフの科学者とも呼ばれる、ブライソン・デシャンボー選手はその代表ともいえます。
彼は、アームロック式パターを使用しており、名前の通り腕をロックしてストロークする打法が用いられています。
他にも、「クロスハンドグリップ」で有名なジョーダン・スピースや、「クロウグリップ」で有名なジャスティン・ローズといった、名だたる選手が特殊なグリップの握り方をしています。
私も、長い間パターに悩まされ、様々な握り方を試してきました。
私が現在採用しているのは、「逆オーバーラッピング」という握り方です。
この握り方はパターの基本的な握り方で、パターを右手で握り、その上に左手が重なるように握り、左手の人差し指が、右手の小指の上に来るようにする握り方です。
この握り方をすることで、手首を使いにくい安定した形を作ることがてぎ、振り子運動のように、軌道のブレにくいスイングができるようになります。
グリップの握り方に悩んだ時は、一度この「逆オーバーラッピング」を試してみるといいでしょう。
次に紹介するのは、「クロスハンドグリップ」です。この握り方は、先ほど説明した逆オーバーラッピンググリップの握り方を、逆手にして行います。
左手が下、右手が上の形です。
パターは力ではなく形で打つものなので、スイングの途中で手におかしな力が入ると、引っ掛けてしまったり、インパクトで緩んでしまったりと、失敗につながります。
しかし、「クロスハンドグリップ」で打つことで、ヘッドが暴れず、フォローが低く出せることで、芯を外す動きを防止することができるようになります。
右手が強過ぎる人は、一度この「クロスハンドグリップ」を試してみるといいでしょう。
最後に紹介するのは、「クロウグリップ」です。
この握り方は、左手はオーバーラッピンググリップと同じなのですが、右手は指を伸ばして、手の甲を正面に向けて添えるだけ、というものです。
右手を添えるだけにすることで、右手の力があまりパターに伝わらず、より力が抜けたパッティングになります。
また、繊細なタッチが実現できるのでショートパットが苦手な人は是非試してみるといいでしょう。
今年のマスターズに出場した60%の選手が順手ではない握り方をしていました。一昔前までは、順手グリップが主流で、順手で握っていないと「パターに悩んでいる人」というイメージがありましたが、最近はそうでもないみたいです。
ゴルフの中でも特に難しいパターですが、だからこそ人それぞれの握り方があってもいいと思います。
最近では、様々なパターやグリップが登場してきており、より個性が表れるパターをすることができる時代になってきています。
練習はもちろん大事なのですが、パターは使用者との合性も非常に重要です。
パターに悩んでいる人は数多くいると思いますが、一度、握り方やグリップ、パターを変えてみるのもいいかもしれません
以上、ゴルフ部2回の辻でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。