ツアー

セントクリークの景色と戦略性

リゾートトラストの試合だけあり、クラブハウスもコースも好奇心をそそる造りである

難関パー3
3番ホールから眺め景色は最高

しかしながらカート中心のインターバルがあるコースはバックを担いでまわるキャディにはちょっとシンドイ

池絡みのパー3は全て難関

山路プロはそのパー3で連続ホールインワンを達成した

算出すると1090年に一回の奇跡らしい

しかしこの造形溢れるコースはピンの位置一つで難易度が何倍にもなる

2日目の7番パー3

170ヤードで池越えのピン左スペースのないところに切られた

手前は池
奥バンカーからは下り傾斜が急でおまけに池に入るまである

右奥に逃げてしまうとカラーがかかり必ずと言ってもいいくらい3パット

このホールでは、プロの試合では珍しく後続組を先に打たしても5組詰まるくらいの難易度

安田祐香プロは朝6時にスタートし、26ホール回ってきて約40分待ったあとのショットも、集中力を切らさずパーで切り抜けた

学生時代に36ホールの経験はあるようだが、初日悪天候であれだけ待たされて、次の日29ホールは初めての経験のようだ

私は体力、精神力の心配を前半からしていて、残り2ホールで聞いてみた!

「大丈夫?」

安田プロは元気な声で、
「全然大丈夫です」

大した体力と精神力の持ち主だ

私は50を目の前に、大丈夫と言っているわりにはこのぬかるんだ大地とアップダウンでフラフラ

私の空元気に対して、その時安田祐香プロの頭の上にはこのような元気玉があるようだった

(この日、皆既月食とスーパームーンが重なる)

 

 

 


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ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。