燕楽(えんらく)
場所は御成門、芝信用金庫本店真裏にあります。
私のトンカツを各地で求めるスタートは、この店でした。
ちょうど20年前、長野県知事されていた田中康夫さんが贔屓にされていたのが、ここ燕楽(えんらく)で、その縁で・・・
その時に白髪混じりの短髪の親方(ゴルフ大好きでお世話になりました)は、数年前に引退、昨年亡くなられました。
私の色々な思いが詰まったのが燕楽なんです。
だから、一時期店内が赤などで装飾、中華料理屋風になり常連からは疑問の声が出た時も、引退されても、その後ろにいるオヤジさんの笑顔忘れられず通い続けました。
私のトンカツの原点・・・
昨年暮れに行って参りました。
変わらぬカウンターで、あの香ばしいラードの香り
カウンターに座り、いつもの
ロースカツ定食🐖
燕楽で注目したら、先ず最初にでてくるのがお新香とポテサラ
また、このポテサラがジャガイモ食感残して美味いんです😋
誰か言ってました
トンカツ屋のポテサラ最強伝説・・・
そして20年通い、オヤジさん亡くなろうとも代替わりしようとも変わらぬ
20年前、オヤジさんに教えて頂きました。
「一口目は真ん中あたりを塩と辛子だけで召し上がって頂くのが良いかと」
今でも流儀を守らせていただいております🙇
そして、昨日の檍(あおき)とは違い、二口目からソースをドバッとトンカツ、キャベツにかけて、口一杯に頬張り黙々とフガフガと咀嚼し、白飯を掻き込むのが王道
サクサクというよりカリッと衣にソース、肉汁とソースとがキャベツに混ざり、カリッ衣断片がしなやかなキャベツの食感と口中で混ざり合い、全てが整う
単体単体での極みからの集合体を目指すのもあり、しかし昔の下町で生きていく様に、お互い助け合い温かな相互関係の元に築かれ成立するもの
燕楽のトンカツにはオヤジさんが築かれた哲学が宿っているんです✨
今をときめく成蔵の御主人も、暖簾分けされた燕楽各諸氏も、そこの魂というか哲学を学ばれたんだと思います。
豚汁も変わらない味
心の底から温まりました✨
港区新橋6-22-7
月曜日〜金曜日
11時〜14時
17時〜21時30分
土曜日
11時〜13時30分
定休日 日曜日・祝日
(諸状況により変わることも、要確認)