「銀座」
この響きは世代を超えて何かをイメージ、感じさせてくれる言葉ですよね
世知辛い社会でひと時の夢や華やかな世界を垣間見させて頂ける場所でもないでしょうか?
飲食業界でも、一旗上げるのを夢見て銀座で店を出す方、沢山いらっしゃいます・・・
高校球児、大学生野球選手、社会人野球選手がプロ野球目指すのと、、そして日本プロ野球界で極めれば大リーグ目指し
日本ゴルフツアーで極めればアメリカPGAツアーやヨーロピアンツアーを目指し
Jリーグで活躍し極めれば、海外チームに移籍しより広い、レベル高いフィールドで戦うことを夢見る、自然の摂理かもしれません。
銀座でも数えきれない程の鮨屋ありますよね
有名なのが、鮨屋を余り知らない方でも聞いたことある、かの北大路魯山人も通った久兵衛
小野御大の、すきやばし次郎
きよ田、ほかけ、さわ田etc
そんな中、先日、お世話になっている方に連れて行って頂いたのが?(私が銀座を一人鮨するには100年早い)
ぎんざ 寿し幸
やはり、銀座を歩くだけで少し背筋伸びる私、田舎者の宿命・・・
店内入ると白木のL字の綺麗なカウンターを過ぎ、奥の個室へ
えっ?
奥にも板場あるカウンター設けられた個室があるんです。
1杯目は持ち込まれたシャンパンで🍾🥂
私のいつもの
「とりあえず生ビール🍻!」
ではなく、、笑
そう、ここは
ぎんざ 寿し幸
琵琶湖鮎の南蛮漬
平貝磯部焼き
ツブ貝
貝好きにはたまりませんね
タコうま煮
箸で優しく摘んでも身がホロッと崩れるかのような柔らかさ
旨し
イカ肝和え
いつもなら生ビールおかわり!
も、シャンパン2本目🍾
アナゴと胡瓜 海苔で巻いて
胡瓜が抜群に旨い
野菜、胡瓜も栽培しているので分かるのですが中々滋味溢れる野菜、胡瓜栽培するのは難しいんですよ
滋味溢れる小さめの胡瓜とふわふわの煮アナに香り高い山葵をパリパリの海苔で巻いて・・・
パクッ
海苔と胡瓜の清々しい風が鼻腔通り抜け、煮アナと山葵が口中でこだまする
秀逸なる逸品でした✨
銀座の、江戸の「粋」な文化を堪能させて頂いた一品でした。
シャンパン進みます🥂
そして次は
ノドグロ焼き私は身より頭、ヒレ、皮目部分食したいですねノドグロ炙りニギリなどより、各部位の焼きを手でしゃぶりなから食べたいニギリに参ります。
美しいですね
凛とし気高くもあるタネ箱✨
マグロ赤身漬け
ぎんざ 寿し幸のマグロ赤身漬け
保守本流ですね
ブレない、コレが日本のマグロ赤身漬けの大黒柱、国道、背骨と言っても過言ではありません
イカ塩とスダチで
コハダ
新子より少し大きくなりましたが、ヌメっと色気あるコハダのニギリ
旨し
北海道よりウニ
イクラ
シマアジ皮目炙って
マグロ中トロ
親方は本手返しでニギられるのですが、軽くシャリに窪みつけ空気含ませるんですよ、それが口中でのネタとシャリとの絶妙な調和を生んでいるんです。伝統の技ですね
そして
当日連れて行って頂いた方が親方に毎回お願いする一品
マグロねぎま汁 酸味効かせて
上質な本マグロのトロ部分とネギを出汁で軽く煮、少し酸味を効かせて独自の汁物なんですが、マグロからの出汁とネギの甘味、そして酸味が五臓六腑に染み込む一品でした✨
江戸の文化が現代に、、ですね
そして、私は追加で
かんぴょう巻き
トロたく
かんぴょう巻きの刃入れした断面ご覧下さい
シャリを見事なまでに寸断する親方の技術とシャリの完成度の高さ、コレが
ぎんざ 寿し幸
たる所以ですよ
〆は
たまご
銀座7丁目ぎんざ 寿し幸
はやはり、銀座の名店であり、長く上客が贔屓にする理由(わけ)が其処にはあり、見えない見せない部分での弛まぬ努力と、客前では涼しくイナせな凛とした生き様佇まいを・・・
江戸文化此処にあり。
今宵も楽しゅうございました✨
209店目