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アースモンダミンカップが終わって思うこと② (価値と価格)

前回に引き続き先週のアースモンダミンカップについて思うことがありましたので書かせていただきます。

題名の括弧の“価値と価格”は何のことかと思う人がいるかもしれません。私の意見ですが、最後までお読み頂ければと思います。

前回の最後に書いた

“インターネット中継は成功だったのか⁉️”

というところに思うところがあるのです。

皆さん先週のアースモンダミンカップのインターネット中継をご覧になった方は多かったと思います。

今までインターネット中継をやった試合でもTV放映も同時にしていたりと完全にインターネット中継だけというのはこの試合が初めてなのかなと思います。

私の記憶が違っていたらスミマセンm(__)m

・スマホから外出先で観ることが出来て良かった

・仕事中にコッソリ観ることが出来た

・普段放送されないホールを観れて良かった

・途中解説の人達が席を外したとき現場の音だけで良かった

など色々と良い反応があったように思います。

その中で1つ引っ掛かった言葉、多くの視聴者の方々がチャットで書いていた言葉があります。

“無料”

そして中には

“無料でLiveで好きなときに観られるからもうTV中継はいらないね”

と。

そうなのです。先週の中継は“無料”で観られたのです。

当たり前でしょと言われる方が多いかもしれませんが、私にはどうしても引っかかります。

日本のテレビはほぼ無料ですが…。

プロがプロであるためにはどうしなければならないか?

自分自身がプロとして活動していることに関しては対価を貰わないと今後継続的な活動が出来ないですし、無料でするということはボランティアということになります。

今回の“無料”というのは主催者が製作費という経費を出して放送されているからファンの皆さんがお金を払わずLiveで観られたハズです。

日本のほとんどのゴルフトーナメントは主催者がそれを全てを肩代わりして成り立っていると思います。

でもですね、本来プロスポーツは “入場料収入” を軸にしながら、“放映権料”、“広告収入”、“グッズ販売収入”など色々なもので成り立つハズだと思うのですが、日本のプロゴルフツアーは大会主催者のスポンサー料、つまり広告宣伝費でほぼ賄われている現状があると思います。

ちょっとダラダラと長くなってしまいましたが、つまりプロスポーツとして “観たい人、応援してくれるファンからの売上” をしっかり取らなければいけないのではないでしょうか⁉️

皆さんは今まで無料で観られているわけですし、”関根、余計なこと言うなよ!”って間違いなく思っていることでしょう。

今回は無観客試合ですから、“入場料収入”と“視聴料”という2つを兼ねている “インターネット中継” で本来は収益を得ないといけないと思うのです。

今まで出来ていなかったことですから、やろうと思ったら関係者の方々は大変だとおもいますが、このコロナの影響で変化出来るチャンスが巡ってきたと思います。

ただ ”お金を取る” ということではないです。

これには今回のサブタイトル “価値と価格” ということになりますね。やっとたどり着いた😅

ちゃんと語るとかなり長くなるので頑張って短くまとめます。

例えば昨年の日本で行われたPGAツアーのZOZOチャンピオンシップですが、あのチケットの値段は日本のツアーからしたらかなり高額でしたよね。

でも凄い人数のギャラリーでしたのを皆さん覚えていますか⁉︎

観に行かれた多くの皆さんは

価格<価値

になっていたと思います。

世界のトッププレイヤーを日本にいながら観られるというのはアメリカまで行く飛行機代、ホテル代を考えたら高くない、むしろ安いということです。

そして今回のアースモンダミンカップのネット中継は“無料”でしたから

おそらくほとんどの人は

価格(無料)<価値

を感じていたと思います。

観戦前はもちろん、観戦後も先程のようなコメントも多かったことから価値を感じていたと思います。

満足度も悪くはなかったハズです。

これがもしお金を取っていたら(有料)だったらどうだったのか⁉︎

観る前の価値(期待感)>観た後の価値(満足感)

という人も少なからずいたかもしれません。

今回は無料でしたからクレームは少ないと思いますが。

有料にするならこの観る前の価値より観た後の価値が大きくなるようにしないといけませんし、価値が価格より下回っては(価格>価値)いけませんから、選手はもっと努力をしないといけないと思います。

しなくても今までやっていなければいけないハズですが…

選手の頭の中に上手ければそれで良いというふうに思っていて良いのはアマチュアでも出来ます。むしろそれはアマチュアです。プロは上手い、更にプラスαが必要です。

世間がこのコロナ禍の大変な状況になり、選手たちは今まで以上にSNSや動画配信サービスをやるようになり、ファンの皆さんに何か伝えなきゃという風になり、現状のままではいけないと思うようになってきたことは良いことですね❗️

ただもっとやれることはあるハズです。

選手は技術を上げて、ファンサービスをしてプラスαの個性というもので自分自身の価値を高め、大会に関わっている人達はもっと何か出来ないかと模索し、それを実行して大会の価値を高めていかなければいけないですよね❗️

今まで無料で観ることが出来ていても、ファンの皆さんがお金を払ってでも観たい、また観てもらえるように!

そうすれば中止になった大会ももっと出来たのではと思っています。やはりまだまだ足りていないのです。

この件は他のプロスポーツは間が空かず出来ているのになぜプロゴルフが出来ていないのかの理由の1つだと思っています。これも色々なことが絡んできますが、またどこかで書けたら書いてみたいと思います。

最後にまとめ

プロゴルフトーナメントは大会スポンサーの皆さんで成り立っているところがあります。

でもこれからはスポンサーさんに多く頼ることなく、今と同じぐらいの規模の試合が出来るようになって欲しいと思います。

そのためにはプロとしての “価値” を高めてお金を払ってでも観たい、応援したいプロトーナメント、プロゴルファーとならないといけないということです。

偉そうなことをいっぱい書きました😅

言うのは簡単!

でも選手だけでなく、我々キャディーも価値を上げられるように色んなことに挑戦していかないと!

それが何なのか⁉︎

キャディーそれぞれが考えて行動しないといけませんね。

また皆さんと会場で会えるときまでコツコツ勉強です❗️

今回も長々と最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇‍♂️

ABOUT ME
関根 淳
関根 淳
1975年5月24日生まれ。日本大学卒業。通算2勝。 空気のような存在で居たい。終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在で居たい。 しかしクールの中にも煮えたぎる熱き思いが、スポともGC通信で爆発するかも、、、 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2015年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアー参戦する。 2019年は片山晋呉プロ、堀川未来夢プロ、脇元華プロのキャディーを務める