プライベート

北海道での出会い その弐

北海道テイネスキー場

リフトが動く朝9時から2時間券でみっちり滑る

ラウンジに帰ってお茶をしていると、そこにエベレスト最高齢登頂者記録を持った三浦雄一郎さんが戻ってきた

私が数十年前、ここテイネスキー場でインストラクターのお手伝いをしに来た時に、朝からレストランの周りを歩く老人がいた

そう、それは当時100才だった三浦雄一郎さんの父、三浦敬三さんだった!

敬三さんといえば、99才でモンブラン山系の氷河を滑ったり、100才で親子4代アメリカでスキーをしたスキー界のレジェンド

その100才のレジェンド敬三さんがレストランからゲレンデに出ていった!

まさか!?とおもい、私もゲレンデに出ていった

するとスキーを履いてリフト乗り場に向かっていく!

私もすかさず後を追い、さりげなくペアリフトに一緒に乗り込む

私から話しかけるのもわざとらしいと思って黙っていると、敬三さんから、

「今日は寒いですね~」

と話しかけてくれた。

私にとっては衝撃的で、こんなに長くスキーをやっていて、言い方は良くないがスキーをやる上で当たり前の寒さの話、しかもこのような若僧に話しかけてくれる敬三さんの人間味、スキーの素晴らしさを改めて知った!

心が温まる感動をいまでも覚えている

そしてリフトを降り、その敬三さんの滑りを目に焼き付けておこうとじっと見ていた

その滑りはいいポジションに乗りながらの力みもなく綺麗なずらし回し。

究極の滑りだった!

そんな過去のおもいもあり、写真をお願いした

左からエクストリームの先駆者加納さん、エベレスト最高齢登頂者記録の三浦雄一郎さん、プロゴルフ協会会長倉本プロ、モーグル元オリンピック代表伊藤みきさん、そしてなんちゃってスキーヤー&なんちゃってキャディ私

このようなメンバーが集まって話すことは「ゴルフの話」

ほんとゴルフとスキーは素晴らしい

 

ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。