ツアー

引退ではないが引退っぽい

エリエールレディースオープン最終日

1番ティーングエリアに朝陽がさす

一段落する一ノ瀬優希プロを歓迎するかのように

フェアウェイ方向から真っ直ぐ陽が昇る

数年前、サマンサタバサタバサで担いだときの印象は、とにかくドライバーが曲がらない

一度林に入れたが本人から、

「林に入れるの珍しいです」と言って調子が悪そうにしていた

しかし私からすると、他は全く曲がっていない

「これで調子悪いの?」という感じであった

エリエールの4日間もほぼ曲がらない

アプローチに関しては、ほぼノーミスベタピン!

第一線を退くことを表明したプロで唯一予選通過

17位タイフィニッシュ

ラウンド終了後、仲間から花束が用意されていた

終わっても終始笑顔の一ノ瀬プロ

私も卒業生を出したような変な満足感で便乗笑顔

しかし周りはもう一ノ瀬プロのプレーを見れないんではないかという引退ムード

取材人もすぐさま取り囲む

外はホールアウトした瞬間から、一ノ瀬プロを見守っていた人たちの涙のような雨が降りだす

その後、嵐のような風まで吹きだす

その中一ノ瀬プロは感謝の気持ちを忘れず、わざわざ来てくださったファンに駆け寄る

そしてファンの方々と記念撮影

皆さん心配しないでください。

またいつの日かツアーに戻ってきて、一ノ瀬プロは必ず天下を取りますよ

(松山城)

暫しお待ちください

そしてそれまではゆっくり休んでくださいね!

一ノ瀬プロ!

 

ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。