ツアー

マネージメント

渋野日向子選手が全英女子オープンで樋口久子選手以来42年ぶりの日本人メジャーチャンピオンとなりました!!

👏凄い👏しか言葉が思いつきませんねw

本当におめでとうございます!

僕もテレサルー選手のキャディーとして同じ舞台で戦わせていただきましたが、バックナインの方が圧倒的に難易度が高いはずなのに、渋野選手はバックナインだけでー18!!

更に凄いのが4日間バックナインノーボギー!!!!

優勝スコアのー18の数字をバックナインだけでカバーするという偉業を成し遂げました。

何をとっても驚きと凄さしか見えないですねw

「スマイルシンデレラ」なんて称されてましたが、内容を見てるとこちらまで笑えてきますねww

僕はいつも選手の優勝をキャディー目線でプレイバックしてみたりします。

最終日の12番ホール

池が絡む短いパー4なんですが、決勝2日間はティーを前に出し、ドライバーでグリーンを狙えるくらいの距離になりました。

3日目は僕もドライバーで打つ事をすすめ実際にドライバーで打ちバーディーを得ましたが、最終日はピンポジを考えた結果レイアップを選択しました。

しかし、渋野選手は違った。

2打ビハインドの中、攻める選択肢を選びドライバーでグリーンオンさせバーディーを奪いました。

最終的にあのバーディーが口火となり、優勝を掴み取りました。

僕が、仮に渋野選手のキャディーをしてたとしたら果たしてドライバーで打たせただろうか…

僕はきっとレイアップさせていたかもしれません。

その結果1打足りずで2位になってたかもしれません。

僕がキャディーじゃ渋野選手は2位だったかもしれませんねw

ゴルフのマネージメントって言うのは、正解がない。というのが僕の答えかもしれません。

というのも最後に必ず「結果」という答えが付いてきてしまうから。

渋野選手の12番ホールのドライバーショットがグリーンに乗りバーディー!!!

最高の結果だっただけに、刻んだ選手は勿体無く思われるかもしれません。

でも、仮に渋野選手のドライバーが池に吸い込まれてたら…万事休す….。

あそこは冷静に刻むべきだったと言われて終わりです。

なので、正解は結論に基づいて語られてしまう訳です。

大事なのは、自分が決めたセオリーに対し正面からちゃんと向き合ったか否か。

マネージメントの正解はそこじゃないかと思います。

決めたことに対して後からどうのこうの言っても、時間は戻ってくれません。

もちろんマネージメントに正解はないにしても、正解に近い答えはありますけどねw

今回の渋野選手の結果は、最後まで攻めに貫いた渋野選手の根性に軍配が上がったという事ですね😉

本当に強かった!!

おめでとうございます😊

 

ABOUT ME
佐藤 賢和
1980年4月8日生まれ。宮城県出身。 東北高校より東北福祉大学ゴルフ部に進み、卒業後スウェーデンに留学。 帰国後、同級生でもある宮里優作プロから誘いを受けコンビを組んだときからキャディー人生が始まった。 その後、女子ツアーで北田瑠衣プロ、有村智恵プロとコンビを組み優勝をあげる。 2010年のアジアンツアー最終戦・ブラックマウンテン マスターズでは平塚哲二プロと優勝。2014年セガサミー長嶋茂雄インビテーショナルでは、石川遼プロと優勝を果たす。片山晋呉プロとのコンビも組む。 2015年からは石川遼プロ専属キャディーを務める。