ツアー

私ができること。

キャディの原田です。

先日、アースモンダミンカップで李知姫プロのキャディをさせてもらいました。

アースモンダミンで知姫プロのキャディをさせてもらうことは多いですが、今年はフェードを持ち球にしての挑戦だったのでちょっと新しい気持ちでバッグを担いでいました。

グリーン改造した9番ホールはプロと攻略法を考えながら毎日やっていたのですがかなり難しかったです。プロと私の中ではパー4設定としていたのでダブルボギーなくプレイできたのは最低限の目標達成でした。次にチャンスあれば上手く攻略したいです。

この週、後輩キャディに相談を受けました。

私もキャディをはじめて、バッグを担がせてもらったプロや先輩キャディさんに色々なことを教わって来ました。

ゴルフ経験の殆どなかった私。はじめは谷原プロに歩測や風の読みなど、キャディとして初歩的なことを一から教えてもらいました。

初歩的なことができるようになっただけの私に、先輩キャディの皆さんはたくさんのアドバイスや意見、経験を話してくれました。その話を聞いているだけで私は仕事できてるつもりでいました。本当は全然できてなかったのは今になって痛いほど感じています。

優しい先輩達の話を聞いて10年近く経った今になって、あの時先輩がかけてくれた言葉の本当の意味が分かるようになりました。

本当の意味が分かったと感じ、ある程度経験を積めたと思ってる今でも谷原プロのバッグを担いだ時にプロと私の見ている場所のレベルが違っていて驚くことがあります。まだまだだな。と。

林プロのキャディをさせてもらった時には、若いプロ達の将来を見据えた頑張りに尊敬しました。昔の私はこんな考えできていたんだろうか。と。

後輩キャディ達は一緒にコースチェック行って情報交換したりモチベーションも高く頑張り屋さんばかりです。

そんな彼女たちに私が教わったことや経験したことを少しでも伝えられたら、今の私がツアーに行ってる意味があるのかと思っています。

この歳になっても発見も多く、試合に行くたびに勉強させてもらっています。

自分にできること、自分しかできないこと探してがんばります。

 

ABOUT ME
原田 眞由美
1978年9月14日生まれ。 ゴルフのことは全く知らなかった社会人時代に転職して、ミズノオープン開催コースのJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部のキャディに。 そこで幼なじみの谷原秀人プロを再会し、ゴルフツアーの魅力にひきつけられツアーキャディの道へ。 第一線は退いたが、ゴールドジムに通い体力づくりに余念がない。