ツアー

資生堂 アネッサ レディスオープン

今週は女子ツアーに来ています。そして大会は新規開催の資生堂アネッサレディスオープンです。コースは戸塚カントリー倶楽部西コース。数多くのトーナメントが開催されてきましたが、最近では2005年に日本女子オープン、2008年から5年間、男子ツアーでキャノンオープンが開催されました。

ということで今週もコースを少し覗いてみましょう。

No.10 381ヤード PAR4

ティーショットは打ち下ろし、2打目からはやや打ち上げのホールです。

ティーショットでは左右のバンカーが視界に入ります。バンカーはどちらも丁度入りそうな距離。右のバンカーは入っても前は開けているので問題は無いのですが、左のバンカーはと言うと前方にある木々が邪魔をしています。フェアウェイなら大丈夫ですが、左サイドはラフ、バンカーともにほとんど狙えません。右サイドはラフに入っても遮るものはありませんので、ラフからショットの距離感を合わせられるかになってくるでしょう。

今週はグリーンが柔らかいのでラフからでも何とかなることが多そうです。そしてグリーンは傾斜が強く、砲台です。ボールの乗る位置がカップの横についてしまうとかなり曲がる難しいパッティングが残ります。またグリーンの右に外してしまうと転がり落ちてしまうので難しいアプローチになってしまいます。他のホールでも同様で、乗っても難しい、外しても難しいところが多々あります。やっぱり井上誠一さんの設計というコースだなと。ただやることは明確ですよね。ティーショットは左を消して、右へ行ってもOK、グリーン右サイドは消す。

 


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一打一打決めたことをしっかりやって後半のホールに向けてスタートして行きたいですね!

No.17 392(367)ヤード PAR4

2打目から打ち上げていくPAR4です。ティーが2つ設定されていますね。

まずティーショットで気を付けたいのが右ラフへ行ってしまった場合。右ラフにあるグリーンまで80ヤードの木が邪魔になってきます。後ろのティーを使用した場合だったらグリーンの左面あたりなら打っていけるかなと思いますが、前のティーのときに右ラフへ行ってしまった場合、木がかなり大きいので上を狙うことは難しいのではないでしょうか⁉︎そこへ行ってしまった場合、サブグリーンとの間をラフへ打っていくことしか出来なさそうです。左ラフはというと左斜面で止まってしまった場合は木が邪魔になるかもしれませんが、少し入っただけならグリーンまで打っていけるでしょう。

打ち上げているので距離表示より長く感じます。まずはティーショットで確実にフェアウェイを捕え、2打目の距離感を合わせられるかが大事になりそうですね。

LPGAとJGTOのサイトからの引用です。今大会のコースを使用した過去の大会時のホールサマリーを見てみました。距離が違いますが、17番が後ろのティーを使用したら日本女子オープンのときより長くなりますから、難しいホールになりそうですね。男子が417ヤードのときで難易度が6番目ということですから、間違いなく難易度上位に入ってきそうです。データを見ながらの観戦も面白いかもしれませんよ。

先週終了時点で1回目のリランキングがありました。今週から若干顔ぶれも変わってきます。次のリランキングまで頑張らないといけない選手も沢山います。またここから熱い戦いが始まりますね!

 


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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。