今週は愛知県豊田市で開催される女子ツアーの中京テレビ・ブリヂストンレディスに来ています。例年スコアが出る大会ですが、今年は皆さんもご存知の通り、一時開催も危ぶまれていました。関係者の方々のご尽力で開催出来て良かったですね。
では今週も開催コースである中京ゴルフ倶楽部石野コースの気になるホールを見てみます。
No.15 144ヤード PAR3
距離はそれほどありませんが、グリーンのアンジュレーションが細かくあり、ボールの乗る位置によってパターの難易度はかなり変わってきます。カップの切られる位置は例年それほど変わりませんので、そのあたりのことから考えると、まず奥ピンは他のピンより易しいのではないでしょうか。余程のミスをしない限りはパター、アプローチもここに出てる選手たちには難しいことではないと思います。それ以外のピン位置は乗る場所や外れる場所によってシビアなパターやアプローチが残りそうです。手前の左右のピンになるかと思いますが、良いラインが残る場所はかなり限られてきます。そうなるとこのホールの鍵はショットになりそうです!
この前にある13、14番ホール、またこのホールの後の16番ホールはスコアを伸ばしたいホールですので、ここで流れを切らずにここで流れに乗るホールにしたいですね。
No.17 387ヤード PAR4
昔と変わらずこのコースの中では毎年難易度が高いホールです。右ドッグレッグで2打目地点から打ち上げていきます。10年ほど前や飛距離の出ない選手ですとティーショットは左右のバンカーを避けてフェアウェイ真ん中を狙って、また2打目はユーティリティーあたりのクラブでグリーン真ん中を狙っていくことが定石ではないでしょうか。このあたりのことがバーディーが少なく、少しのミスでボギーが多く出て難易度が高いホールになっている要因の1つだと思います。
しかし最近の若い選手の中には道具の進化とともに以前では考えられないルートで攻めていく選手が何人かいます。飛距離の出る選手たちです。以前は数えるほどしか右バンカー越えでティーショットを狙っていく選手がいなかったのですが、現在は多くいます。ここを狙えるとティーショットに対してのフェアウェイ幅が飛距離の出ない選手より少し広くなり、2打目がウェッジとは言いませんが短いクラブで打てます。そのような選手にしたら耐えるホールというより、ティーショット次第でバーディーチャンスになるかどうかという普通のPAR4ということでしょう。以前は先にこのホールを通過して待っていればという感じでしたが、飛距離の出る選手たちには13番ホールからずっとバーディーチャンスになるホールの1つで、伸ばさないといけないホールなのかもしれません。
それでも過去の大会では難易度1、2争うことが多いホールですので、優勝争いを決めるホールであることは間違いないでしょう!
ゴルフ熱の高い名古屋地区、沢山のファンがいつもコースに足を運んでくれます。今年は来週の海外メジャーの移動のため休んでいる上位選手が多いですが、話題の若手選手や強いアマチュア選手も多数出場します。週末の天気はかなり良い予報。ギャラリーの熱い声援で夏のような暑い天気を忘れるぐらいの良いプレーを今週も期待したいですね❗️