ツアー

歴代チャンピオンとの全米プロゴルフ選手権 第2ラウンド!

PGA Championship 第2ラウンドの今日は、スコアラーのスタンバイとして待機するため早朝6時に現地入りしました。

暫く待機していると「歴代チャンピオン3人のところだけど、やってくれるかい?」とスコアラーのドンに言われ「良いとも〜!」って答えて、スタンダードベアラーのブランディ少年といざ出陣。

10番スタートだったので、クラブハウス前から7人乗りのキャデラック・エスカレードに乗り10番ホールに向かいました。普段であれば4-5分で行ける距離なのに、随分と遠回りして15分かけて到着。

スタートまで約10分、Teeグラウンド後方の仮設練習グリーンでカイマー(ピンク)とブラッドリー(黒)が最後の調整。その後白い帽子の全米プロゴルフ協会の方がスタートのアナウンス。2008年全米プロチャンピオン、パドリック・ハリントン 次に2010年チャンピオン、マーティン・カイマー、最後に2011年チャンピオン、キーガン・ブラッドリー!それぞれTeeショット打ってスタートしました。

練習ラウンドではインサイド・ロープにいなかったので、本大会のラフの状況とか知らなかったのですが、各選手が苦しむわけが良くわかりました。とにかくラフがねちっこくて良く沈む。15センチはあるスパゲティ状態のラフには皆さん悩まされてましたね。

一打目でラフに入ると、次は無理せずウェッジで出すのみ。無理すれば簡単にダボ。我慢強く戦った選手が残る感じでした。

今日はハリントンはフェアウェイキープ出来ず崩れてしまいました。カイマーは要所要所でバーディ出すものの、凡ミスも多く1オーバーでトータル+5

地元ニューヨーク市のSt. John大学出身のブラッドリーは、我慢のゴルでイーブンで回り通算イーブンで予選通過。

今日のグループではブラッドリーが圧倒的にドライバーの飛距離では有利でした。予選トップのケプカもロングヒッター、ベスページブラックを攻略するには飛距離+我慢が絶対必要。

ラウンド終了後にブラッドリーと喋っていたら「俺はブラック来ると身震いするんだ!世界一のパブリックコースだからね!ここで毎年トーナメントやりたいよ!」と言ってました。

他の2選手は言葉少なく我々に「今日付いてくれてありがとう」とサインした試合ボールを渡して去って行きました。

その後、練習グリーン近くで今平選手を発見。スポともで投稿されている梅原キャディに声をかけて記念に一枚!梅原さん、ありがとう!

その直後に、今平選手の横でタイガーがパッティング練習開始!今平選手の後ろ姿がやたら緊張しているようにも見えました。

明日は土曜日、ムービングデー!ケプカが全米プロ三連覇の偉業を成すか、スピースやスコットがケプカを追撃するか、それとも松山選手が大爆発して上位に躍り出るのか…

これからの二日間が楽しみです!

 

ABOUT ME
フランク 早川
1963年1月生まれ。アメリ生活45年、ニューヨークにてITのコンサルティング会社を営んでいる。ゴルフ歴40年、とにかくゴルフをこよなく愛している。40代の頃はニューヨークで5本の指に入る腕前で今でも多くのアマチュア大会に参戦している。現在のハンデは7と低迷しているが、ニューヨークのアマチュアゴルフ界では知らないものはいない存在。 2003年からPGA・LPGAツアー並びにUSGA Championshipにてスコアラーのボランティアをはじめ、FedexCup Playoff、PGA Championship、US Openの上位グループのスコアラーも任されるようにまでなった。 またTokyo 2020では、ゴルフの競技委員として招待されるまでのレベルになる。米国内のクラブフィッター、ティーチングプロ、PGAプロ、フィジカルスセラピストとの交友も深く、常にゴルフ関係の動向にアンテナを張って生活している。