プライベート

平成から令和にかけてのカリフォルニアゴルフツアー(前半戦)

日本在住のゴルフバディーと西海岸のサンノゼで合流し、6日間の濃いゴルフ旅行に行ってきました。

平成最後の4月30日にサンノゼからスタートし、毎晩異なる地での宿泊しながらロサンゼルスまでの総走行距離567マイル(907キロ)の旅でした。

サンフランシスコ南東約一時間に位置するサンノゼに到着したのが4月30日の午後10時前、午前中にサンフランシスコに到着した日本からの友人がサンフランシスコ観光を終えて迎えに来てくれました。

今回はじめてお会いするTさん親子とゴルフバディーのJHさんと共にアメリカンサイズのミニバンに乗り込みました。

Tさん親子は入国審査に2時間以上かかり大変な思いをしてのアメリカ入国でしたが、その後娘さんの行きたい観光スポットにも全て行く事が出来たみたいでした。

初日はサンノゼダウンタウンのアリーナホテルで宿泊。ここは名前の通りにスポーツアリーナの横にあるホテルでした。

令和元年5月1日の朝、約70マイル南下しBlackhorse Golf Courseでプレイしました。ここは、BayonetとBlackhorseの2コースあるゴルフクラブで、もともとはアメリカ陸軍オード砦に軍関係者が設計したコースです。そのコースをベースにリノベーションが行われ、今では全米クラブプロ選手権を何度も開催したコースに成長しました。(Bayonetはエアレーション直後でプレイ不能でした)

このコースは山間のコースで傾斜が多くグリーンが非常に読みにくいコースでした。

ホールが斜面に作ってあるために錯覚を起こし、ブレイクするパットが斜面を登っていくようにも見えました。

グリーン回りも難しく、チップアンドランを試みるも、グリーン回りの芝目がきつくグラブされてしまう場面も多々あり悩まされました。

さすがトーナメントコース、再度チャレンジしたいですし、もう一方のBayonetもプレイしたいのでいずれもう一度来てみたいです。

プレイ終了後、地元で有名なシーフードの店(Phil’s Fish Market & Eatery)に行きました。

見た目は小汚い掘っ立て小屋ですが、料理の味は絶品、その上お手ごろのお値段でビックリ!

店の半分は魚屋、残りがレストラン。レストランと言ってもレジで注文してお金を払ったら、自分で適当に座る場所をみつけて料理が出来上がるのを待つだけ。店の人に「ナンバー22」と言われて手を上げれば、そこに持ってきてくれるんです。チップは不要。

席の半分以上は外にありますが、外はカモメが残骸を狙って空席に並んでいます。でも座っている席には近づかないので大丈夫ですよ。

5月1日の宿泊はモントレー半島のカーメル・バイ・ザ・シー、非常に風情ある静かな町並みに感動しました。町を徒歩で散策しましたが、ゴミ一つ落ちていない綺麗な町、ぺブルビーチゴルフリンクスを遠めに眺めることができるビーチも最高に綺麗でした。

宿泊先はカーメル・ロッジ。このロッジでは朝にコンチネンタル朝食を部屋までデリバリーするサービスを行っています。

チェックインの際に個別に一人一人のオーダーを取るのですが、その要領の悪さにビックリ。

4人でチェックイン、コーヒーか紅茶、ミルク付けるか付けないか、紅茶の場合は紅茶の種類、オレンジジュースかアップルジュースを聞くだけなのに、何故か個別に全てを聞いて、そこから更に個別にオーダーの復唱して。。。次のお客さん(カップルのお二人)も目が点になっていました。そういえば、翌朝JHさんがオーダーしたアップルジュースは物の見事にオレンジジュースに変身してました(笑)

本人は、まあ良いですと言っていたが、僕は思わずオレンジジュースを持って飛び出し、アップルジュースに交換させました。日本人は遠慮するんですよね。こういう時はビシッと言っていいんですよ!

5月2日、第二ラウンドはぺブルビーチの中にあるPoppy Hills。ここはロバート・トレント・ジョーンズJr. 設計のコースで2009年までAT&T Pebble Beach National Pro-Amで使用された名門コースでもあります。コースレイアウト、コースの整備状況共に素晴らしく、感動しました。Tee Shotの落としどころを考えてプレイしないと大たたきするホールも数多くあり、10ドルで購入したコースガイドが本当に役立ちました。

ラウンド終了後はテラスでランチ!僕はクラブサンド(ターキー、カリカリベーコン、レタス、トマト)をオーダーしました。これがまた非常に美味しいサンドイッチでした!

Poppy Hillsを後にした我々は、今回の移動の中で一番長い260マイル(416キロ)の行程に入る予定でしたが、折角モントレー半島にいるので、海岸線を走る有名な私有道のセブンティーンマイルドライブを走りながら観光し、Pebble Beach Golf Linksにも立ち寄り聖地を拝んで参りました。

生まれて初めて足を踏み入れたぺブルビーチゴルフリンクス、クラブハウスを抜けて18番ホールを見下ろした途端に体に電流が流れて身震いし、涙が湧きあふれてきました。Oh my God! What’s happening to me? コースを見るだけでこんなに感動するとは思いもしませんでした。とにかくぺブルビーチゴルフリンクスの音と空気を感じながら必ず今度はプレイしに来るぞと自分に言い聞かせました。皆さん、本当に素晴らしい特別な場所ですよ!

そこで変な看板発見。誰が訳したのか分からないが、めちゃくちゃな日本語訳に笑ってしまいました。

僕なりの日本語訳は「見学者はゴルファーやクラブゲストに邪魔にならないように、静粛に且つ礼儀正しい振る舞いをすることは勿論のこと、グリーンやゲストエリアへの侵入を禁止します」ですが・・・

涙と笑いで過ごしたぺブルビーチゴルフリンクス、6月の全米オープンではどんなドラマが繰り広げられるのか楽しみです。

我々一行はぺブルビーチを後にしてサンタバーバラに向かいひたすら走り続けました。

サンタバーバラに到着したのは午後9時半、昼にしっかり食べたので、カリフォルニアで有名なIn-N-Out Burgerで夕食を取る事にしました。今回の旅の中で何度も話題に上がったこのハンバーガー・ショップ、西海岸でハンバーガーと言えばイン・アンド・アウトと言うように根強い人気のハンバーガー屋さん。僕も西海岸に来ると必ず食べる安くて美味しいチェーン店です。メニューは超シンプルでハンバーガー、チーズバーガー、ダブルバーガー、フライドポテトのみ。あとはドリンクです。ここは実はミルクシェークが美味しいことでも有名で、Tさんのお嬢さんはミルクシェークを飲んで大喜びしていました。

皆で楽しくハンバーガーを食べていたそのとき、JHさんに衝撃的なメールが入ってきました。

何とホテルからのメールでした!「JHさん、そろそろ午後10時になりますのでフロントはクローズしますので、勝手に部屋に入ってください。鍵は開けておきます。翌日午前8時以降にチェックインとチェックアウトを同時に済ませてくれれば結構です」

何じゃこれ!翌日は午前7時にホテルを出発する予定の我々としては大問題。直ぐに僕がホテルに電話して翌日の予定を話すると、クレジットカード情報を紙に書いて部屋に置いてくれれば結構ですと言われました。

怪しい雰囲気がしたので、速攻でインアンドアウトを後にし、ホテルに向かって走り何とか帰宅寸前の係の人を捕まえて、チェックインを行いました。長屋タイプのどう見てもモーテルにしか見えないホテルでしたが、アメリカ生活40年でスタッフが午後10時から午前8時まで完全に不在になるホテルを経験したのは初めてです。

今回は一旦ここまでで、後半は次回に続くで終わります。

 

ABOUT ME
フランク 早川
1963年1月17日生まれ。 1978年単身アメリカに留学。 1986年ラ・サール大学理学部生物学科卒業 1987年 鐘紡株式会社入社 1992年Kanebo Information Systems Corp. (USA) 出向 2000年 同社社長就任 2007年 ニューヨークにてDouble Eagle Solutions(IT Consulting会社)起業現在に至る ゴルフ歴25年、とにかくゴルフをこよなく愛しています。週末は必ずゴルフをしないと震えがくるゴルフ依存症の54歳、40台の頃はニューヨークで五本の指に入る腕前で今でも多くのアマチュア大会に参戦している。現在のハンデは7と低迷しているが、ニューヨークのアマチュアゴルフ界では知らないものはいない存在。 過去10年は、PGAツアー並びにUSGA Championshipにてスコアラーのボランティアにも力を入れており、FedexCup Playoff、PGA Championship、US Openの上位グループのスコアラーも任されるようになった。 クラブフィッター、ティーチングプロ、ローカルPGAプロ、スポーツセラピストとの交友も深く、常にゴルフ関係の動向にアンテナを張って生活している。