ツアー

US Open Championship at Shinnecock (Part 3)

 

OH MY GOD! としか言いようにない全米オープン三日目、又の名をムービングデー!

単独トップのDustin Johnsonの逃げ切りを考えていたメディアやファンが多かった中、いきなり出だしでドラマがありました。2番ホールパー3でダブルボギー、そこからずるずるとスコアを落とし、昨日まで安定していたティーショットに乱れが出てフェアウェイキープ出来ず、パーオンも難しくなりボギーが先行するラウンドとなりました。

終わってみると77で昨日の-4から+3に後退!今日11打差でスタートしたフィナウ選手とバーガー選手が-4の66で回り+3で首位タイ!

二日間安定したゴルフを続けてきたケプカ選手は、今日も淡々と一球一球を大事にプレイし同じく+3で首位タイ。

首位タイ4人が+3で並び11人が4打差以内にいる混戦状態になりました。

1ホールで逆転もある戦いの戦場のセットアップはどんなものか楽しみです。

昨日と今日コースを回って気付いたのは、感情むき出しでコースセットアップに対して文句ばかり言っている選手はずるずるとシネコックヒルズの魔物に引きずられてスコアを落としました。

リッキー・ファウラーの84、松山英樹選手の79も意外なスコアでした。

僕はケプカ+ポルター組につきました。アメリカ対イギリス!ライダーカップを見ているような錯覚をおこしました。観客はUSAコール連発しポルターに罵声を浴びせ、観ていて何とアメリカ人は品がないんだろうと思ってしまいました。これが18ホールずっと続いたわけですから、ポルターの腹のなかは煮えくりかえっていました。僕は何度もポルターが同行しているポリスにいい加減どうにかしてくれと苦情言ってるのを聞きました。でもポリスもノーアクション、18番ティーグラウンドで完璧にキレてしまい、「Shut a F Up 」と罵声を飛ばしている観客に言い返す場面もあり、流石のポリスも仲介に入りました。

乱闘にならないでホッとしました。

さて、僕の予想はズバリ、ケプカの全米オープン連続優勝!

最終日のコース設定が楽しみです。

最後にミケルソンの13番ホールでのゴルファーとして信じられない、許しがたい行為についてですが、本人は意図的に二打罰を選択して停止していないゴルフボールを打ったと言ってます。ルール上、失格になる行為では無いが僕としてはミケルソンというゴルファーへのリスペクトを全て亡くしました。

今日のグリーンは特に止まらない難しい設定であったことに間違いないが、あの対応は許せません!

完全に混戦のUS OPEN、最終日の熱い戦いが楽しみです。

 

 

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ABOUT ME
フランク 早川
1963年1月生まれ。アメリ生活45年、ニューヨークにてITのコンサルティング会社を営んでいる。ゴルフ歴40年、とにかくゴルフをこよなく愛している。40代の頃はニューヨークで5本の指に入る腕前で今でも多くのアマチュア大会に参戦している。現在のハンデは7と低迷しているが、ニューヨークのアマチュアゴルフ界では知らないものはいない存在。 2003年からPGA・LPGAツアー並びにUSGA Championshipにてスコアラーのボランティアをはじめ、FedexCup Playoff、PGA Championship、US Openの上位グループのスコアラーも任されるようにまでなった。 またTokyo 2020では、ゴルフの競技委員として招待されるまでのレベルになる。米国内のクラブフィッター、ティーチングプロ、PGAプロ、フィジカルスセラピストとの交友も深く、常にゴルフ関係の動向にアンテナを張って生活している。