ツアー

夢のペアリングレジェンド尾崎兄弟に挟まれて

 

中日クラウンズ

初日、2日目のペアリングが発表になりロッカールームがざわついた

ジャンボ尾崎プロ
ジョー直道プロ
IJジャンプロ

「トリプルJ」

若しくは

一世を風靡したクラブ「J´s」のペアリング

尾崎兄弟が一緒に回るチャンスが最後になるかもしれない夢のペアリング

ジャンボ尾崎プロは、腰を痛めているらしく、ほとんどラウンドをしてない状態でのプレー

そんな痛々しい兄を尻目に、飛距離を重視してティーショットをすべてドローで攻めてくる直道プロ

兄弟でもそこはお互い負けん気が強い

13番パー3

2人に挟まれた私達は、なにやら直道プロが同じメーカーのテイラーメイドのアイアンを見てくる

直道プロ

「グローレ!?」

「ジャンさん、シニアじゃないのー!」

と比較的易し目で飛ぶアイアンをつついてくる

するとジャンボ尾崎プロ

ジャンさんのウッドの数を指折りながら数えてる

「6本!」

ジャンさんは5番ユーティリティで打ってワンオン!

それを見た直道プロはウッド系が5本入っているうちの7ウッド!

グリーンをキャリーしたが止まらずグリーン奥へ

それをみたジャンボ尾崎プロ

ウッド系が4本しかはいてない上に、

「これでどうだ!」と言わんばかりにアイアンの高い球でグリーンに乗せてくる

いい球だったな〰

一人乗らなかった直道プロの凄いところがユーティリティの5番を入れているジャンさんを

「シニアだな!」とかいじっていたにも関わらず、ジャンさんのクラブを見て、

「俺も5番ユーティリティ作ってもらおう」

という切り替え。

直道さんもウッド系6本になっちゃいますよ!

と思いながらも、トコトンゴルフを追及するところは昔も今も変わらない

尾崎兄弟の凄いところはトークも威圧感はあるがそのオーラ!

17番ショートホールでは右のバンカーからジャンボ尾崎プロ

直接ピンに「ガチャーン」と当ててオッケーパー!

それを見た直道プロ。

左奥から下りのスライスライン20メートルをねじ込んでいた

ここで終わらないのがゴルフ界を牽引してきた2人

直道プロが初めてドローボールにならなかったティーショットをみて、ジャンボ尾崎プロ

今日イチのフェアウェイど真ん中!

危うくジャンプロも70台のジャンボプロに負けるところだった!

いくつになっても2人の技術、飛距離へのこだわりは脱帽である

こんな夢の対決を見れただけでも幸せだった

 

 

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ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。