二月の京の風は冷たい
比叡山には雪が見え、北に連なる雪化粧施した山々からの冷気は京の街を冷やす
雪降れば、景色は白と黒
細川護熙さんが京の菩提寺に奉納した、屏風、自ら筆と墨で描かれた絵も京の街の雪景色だった
京都の魅力溢れる季節は冬だと思う、寒さと静けさの中に何を思うか?
京料理も冬が美味い
二月某日、ふと京都へ
清水寺界隈も秋の紅葉シーズンと違い、まばらな人
清水寺北総門に
近藤正愼(しょうしん)顕彰碑
がある。
幕末に清水寺寺侍として尊王攘夷に舞走し、志を同じくする成就院の僧侶、月照が安政の大獄に連座し幕府の追求受けて、近藤正愼も捕縛され六角獄舎で、月照の行く先を割るよう拷問されるも自ら舌を噛み切り、頭をぶち当て絶命した壮絶なる寺侍、近藤正愼
ちなみに僧侶 月照は京で知り合った西郷隆盛と共に都を落ち薩摩へ帰るも
幕府との対決嫌った薩摩藩主、首脳陣により月照は入国拒否され日向国へ送り返されることに、これ即ち薩摩の法に照らせば斬られ殺されることを意味し、将来と運命悲観し、西郷隆盛と月照は錦江湾に飛び込み自殺をはかる
奇跡的に西郷隆盛は助けられて蘇生
月照は薩摩の海に亡くなる・・・
以後の西郷隆盛は皆様、ご存知の通り
NHKで放送中の西郷どん、もここを描くかな?
そう、そして殆ど知られてはいないが、清水寺成就院 寺侍 近藤正愼の曾孫が俳優の近藤正臣さんである!
近藤〜です・・・
歴史は教科書に載る全てが歴史ではなく、コレを読んで下さっている皆様のカラダ流れる熱い血、私達の血に刻まれたDNA、コレこそが先祖より受け継いだ歴史であり、神は細部に宿りたまふ
という哲学者 久野収さんの言葉を思い出す、今日この頃
数え切れないほどの戦、天災、悲しみ、別れを乗り越えて来た日本人のDNAには計り知れない強さと自己に勝つ強さが備わっている
だから、そう
上を向き、日々命あり生きることに感謝して
また来週?
時空少年タケシ
▼スポともGC通信がアプリで読めます!
アプリのダウンロードは→こちら