ツアー

シニアのプロアマ

 

シニアの日程には、いろいろなパターンがある

2日間競技、3日間競技、4日間競技

それが全て日曜日終わりではない

今回の富士フィルムの大会もそうだが、日曜日にプロアマが行われる

アマチュアが日曜日で参加しやすいこともあるが、試合前で調整しているプロと回るより、全てが終わり、楽しくみんなでゴルフを楽しむことが重視されているみたいだ

当然この日はプロとアマチュアの交流のため、専属キャディもコースに入ってはダメになる

徹底されている

先週行われた福岡シニアは、もっと面白い取り組みをしている

福岡カンツリー和白コースで2日間競技として行われたのだが、九州地方で勝ち残ったアマチュア60名がプロと一緒に2日間必ず回れるというもの!

アマチュアにとっては有名なプロとのラウンド
願ってもないチャンス

初日は全組プロ2名とアマチュア2名

2日目は一応プロも賞金加算試合なので、最終3組はプロだけのペアリング

その前はプロ3名にアマチュア1名

その間は2名2名

インコーススタートの後ろの方は、プロ1名にアマ3名

当然プロのスコアが悪いからその位置になるのだが、悪いといっても一桁オーバー

2日目、ペアリングをみるとその組のアマチュアは、3名とも20オーバー以上!

プロと同じティーグランドとセッティングでやるのだから仕方がない

私でも20オーバーするかもしれない

それでもプロはアマチュアのペースと一緒に文句も言わずプレーをする

プロもこれが大会の主旨だとわかっているから文句をいうどころかアマチュアを盛り上げる

試合をしながらの気の使い方、素晴らしいと思う

アマチュアはやはりアマチュアで、プロのプレーのペースについていけない

それどころかマナーの部分でかけているところもある

プレーしている時の立ち位置や動き方

倉本プロはラインを踏まれていても何も言わないし、むしろ気づいていない素振りを見せるいきおい

それでもアマチュアの素晴らしいショットには「ナイスショット」の掛け声

キャディとしてみていて、プロの対応も大変だが、アマチュアはラウンド後、それ以上に喜びの声が聞こえる

「緊張した〰」
「記念にボールください」
「迷惑かけてすいません」

アマチュアそれぞれいろんな感想を言っているが、その先には一生の思い出になったし、記念になった!といい顔を覗かせていた

 

アマチュアがこの試合で肌で感じていることは
「プロは凄い!次元が違う」
ということであろう!

アマチュアの方はこの感じたことを周りのゴルフ仲間に、お酒でも交わしながら語ってくれていたら、この大会は大成功ということになるであろう!

皆さん、来年も頑張って九州予選を勝ち残ってきてくださいね

 

 

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ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。